fc2ブログ

ドル円膠着、クロス円はやや円安に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は81円台半ばから後半での狭いレンジで膠着。
    クロス円では豪ドル、ユーロ等に対して売られる場面も。
  • 主要通貨は対ドルで堅調。豪ドルは一時0.9937と最高値を
    更新。カナダドルもパリティー(1:1)に迫る、約半年ぶりの
    高値に上昇。
  • 米株式市場はほぼ全面高の展開。追加緩和による金利先安観が根強い
    ことと、この日発表の米金融機関の決算も市場予想を上回ったことが背景。
    ダウは一時1万1100ドル台を回復。引けは75ドル高。
  • 米債券相場は10年債の入札が不調だったものの、30年債の
    上昇に引っ張られる形で小幅に買われ、長期金利は下落。
  • 金は大幅反発。株高からリスク選好が強まり前日比23ドル高と、最高値を
    更新。原油価格も大幅高で83ドル台に。
  • 7-9月期決算発表(JPモルガン・チェース)→減収だったものの、貸し倒れ引当金の
    減少から事前予想を上回る決算



本日の注目イベント


  • 欧   ECB月例報告
  • 米   9月生産者物価指数
  • 米   8月貿易収支
  • 米   週間失業保険申請件数
  • 米   30年物国債入札





ドル円は81円台での膠着が続き動きません。

「動かない」、というより「動けない」というほうが適切かも知れません。

今週に入り何度か82円台に乗せる場面もありましたが、そこでは居心地が悪いのか、

すぐに81円台に押し戻され、82円台定着はかなわない展開が続いています。

円以外の主要通貨ではドル安傾向は変わっていないことから、

クロス円ではやや円安の流れに傾いています。



NY市場では金利先安観から株式市場が急回復しています。

そして、その影響もあり金、原油などの商品相場にも資金が流れています。

市場は、ややリスク選好が強まってきたと観られます。

こうなると、米債券相場もこれまでの様に無条件に上昇を続けるわけにはいかず、

米長期金利にも下げ止まり感が出て来ます。

金融市場全体でリスク選好が高まれば資金は高金利通貨に向かい、

ドルや円のような低金利通貨が売られる展開が予想できますが、

円についてはまだその状況になってはいません。

安全資産としての側面と、

「80円を割り込む」との根強い円先高観が背景にあるからだと言えます。



やや懸念するのは、

個人投資家のドル円でのロングポジションが積み上がってきたことです。

当社におけるポジションを観ても、

昨日時点ではネットの買い持ち額が20億ドルを超えて来ました。

これまでの最高額は昨年11月の23億ドルのネット買い持ちで、

その後の「ドバイショック」ではドルが急落したことにより

損出覚悟でドルを手放した経緯があります。

個人投資家はドルが下がれば買う、

いわゆる「逆張り」になる傾向があることは知られていますが、

買い持ち額が膨らむと何かのきっかけでドル急落に繋がる可能性もあります。

もっとも、シカゴ通貨先物市場ではヘッジファンドなどが

「ドル売り円買い」のポジションを積み上げており、

その額も先週火曜日時点では73億ドル前後と観られています。

結局、「順張り」でドル売りを進めているドルを

個人投資家が買っているという構図になっています。

ヘッジファンドも年末には決算です。

その前にドル安円高が一段と進めば彼らの勝利ですが、

先に彼らが動き、ドルの買い戻しを進めてくれば個人投資家の勝利とも言えます。

11月3日の米FOMCでの政策決定まで両者の綱引きは続きそうです。



米雇用統計の発表も終えた現状では、

11月のFOMCが最大の材料であることは間違いありません。

追加緩和を実施する可能性は非常に高いと思われますが、

その規模と内容も重要な要素になっています。

昨日も書きましたが、政府・日銀の市場介入期待が後退し、

追加緩和決定が市場にやや織り込まれつつある中、

上記リスク選好がどこまで拡大するかが相場の行方を決めそうです。

本日のドル円で言えば、82円台定着は難しそうな半面、

11日に記録した81円39銭を割り込んで円買いが進む可能性は低そうです。

クロス円の動きと株価を睨みながらの展開になりそうです。








スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gaitameonline.blog50.fc2.com/tb.php/652-2d359d35

このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。