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再びドル安傾向強まる。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 地区連銀経済報告(ベージュブック)では景気は緩やかに成長
    しているものの、雇用、住宅が低迷している、との報告。
  • このため追加緩和への期待が再度高まり、ドル全面安の展開に。
  • 円は、一時80円84銭を記録し、先週の円最高値を更新。
  • 前日売り込まれたユーロ、豪ドル、カナダなども軒並み上昇。
    ユーロは1.39台後半まで買われ、中国利上げ前の水準を回復。
  • ドイツのメルケル首相が、金融危機は終息に向かいつつある
    ことから「出口戦略」を見い出す必要があるとの発言もユーロを押し上げた。
  • 株式市場は一時160ドルを超える上昇を見せ、前日の大幅下落を
    取り消した格好に。ダウは129ドル高の1万1100ドル台に。
  • 追加緩和期待の高まりから債券は売られ、長期金利は小幅上昇。
  • ドル安が進んだため、金、原油は上昇。
    特に原油価格は在庫の減少もあり大幅反発。



本日の注目イベント


  • 中   7-9月期GDP
  • 中   9月消費者物価指数
  • 中   9月卸売物価指数
  • 中   9月工業生産高
  • 中   9月小売売上高
  • 英   9月小売売上高
  • 加   9月景気先行指数
  • 欧   10月ユーロ圏消費者信頼感
  • 米   週間失業保険申請件数
  • 米   10月フィラデルフィア連銀景況指数
  • 米   9月景気先行指数





来月のFOMCで大幅な追加緩和が実施されるとの期待感が再び高まって、

ドル全面安の展開になっています。

FRBは5千億ドル以上の国債購入を予定しているとの有力調査会社の報道や、

この日発表されたベージュブックでは、景気は総じて緩やかに回復しているとしながらも、

アトランタ地区など一部の地域で景気は依然と低迷していると報告。

また住宅市場は脆弱とし、企業は依然として雇用を拡大しないと指摘されていたことから、

来月のFOMCでの追加緩和期待が再び高まり、

株高、ドル安、商品相場高に繋がっています。



円は、一時80円84銭まで買いが進み、わずかながら先週の高値を更新しました。

さすがに80円台後半では介入警戒感からややドルが買い戻されてはいますが、

前日のドル高値からは1円以上の「円高ドル安」に振れ、

一旦、ドルの買い戻しが進みそうなムードも打ち消された格好です。

市場は再び政府・日銀による介入を警戒しながらも

「80円割れ」を意識する流れになっていると観られます。



前日の中国の突然の利上げに翻弄させられた為替市場でしたが、

ユーロや豪ドルなどが資源価格の反発を背景に一日で上昇に転じました。

円売りも進みましたが、それでも82円には届かなかったことから円先高観は根強く、

主要通貨でドル安が進むと歩調を合わせるように円買いも活発になり、

時には円買いがその他通貨を引っ張るような展開も観られます。



やや後退しかけた追加緩和期待も、再び高まっています。

フィッシャー・アトランタ連銀総裁の「追加緩和は何も決まっていない」との発言や、

実施されてもその規模は小さい、といった見方もわずか一日で後退し、

市場は「リスク選好」を強め、株式、金、原油などに資金が戻っています。

考えてみれば、次回のFOMCほど、注目され、

為替相場に影響を与えた会合は過去にもそうは無かった思います。

会合までまだ2週間あります。

決定内容を巡って市場はまだまだ揺れそうです。



中国の利上げの影響はひとまず落ち着いた様です。

利上げ受けて日米の株式市場は大きく下げましたが、

おひざ元の上海株式市場が小幅に上昇したことが影響の拡大を防いだ様です。

本日は11時に中国の主要経済指標が発表されます。(上記「本日の注目イベント」参照)

突然の利上げの理由の一つに「インフレを未然に防ぐ」ことが挙げられます。

このため、最も注目されるのは消費者物価指数です。

市場予想は+3.6%程度ですが、この数値が上振れするようだと、

追加利上げ観測が高まり豪ドルやカナダドルなどの通貨に

売り圧力が高まることも想定されますので注意が必要です。










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