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G20共同声明受け市場はやや混乱。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • アジア市場ではややドル安傾向だったものの、NY市場では
    G20を控えドル買い戻しの勢いが優勢。
  • 円は81円台前半でのもみ合いから81円台半ばを試す展開に。
    しかし、週末とG20を控えポジション調整の域を出ず取り引きは閑散。
  • ドル買い戻し優勢の流れから、ユーロは対ドルで1.38台を伺うが
    勢いはなく1.39台前半で引け。
  • 株式市場は小幅反落し、ダウは14ドル安、
  • 債券相場は小動きながら売り優勢で、長期金利は小幅上昇。
  • 原油は反発、金は小幅安。
  • 注目のG20共同声明では、輸出促進のための自国通貨安を回避する事を明記。
    ただ米国などが提案した、GDPに対する経常収支の数値基準は見送られた。



本日の注目イベント


  • 日   9月貿易統計
  • 米   9月中古住宅販売件数
  • 米   バーナンキFRB議長講演





G20で為替問題が議論されることは想定されていましたが、

事前の予想では通貨問題での合意は難しいだろうと観られていました。

しかし、共同声明では、

1.通貨競争は回避

2.先進国は為替レートの過度の変動や無秩序な動きを監視

との文言が挿入され、為替問題に関しては一定の成果を上げたと言えます。



更に、G20会合後の記者会見では、

ガイトナー財務長官は「米国は強いドル政策」」を支持すると述べています。

これまで、ドル安が大幅に進んだ過程でも「ドル安懸念」の声はまったく聞かれず、

先週もこの欄で記述しましたが、

ようやく先週になって「ドル高は米国の国益」との発言が突如でてきました。

また、ウォール・ストリート・ジャーナル紙(WSJ)とのインタビューでは、

「ドルが対ユーロや円でこれ以上下落する必要はない。

ユーロと円はほぼ整合的な水準」と、これまでとはうって変わって

「ドル安懸念」を口にし出し始めました。

G20というイベントに合わせた「ポーズ」とも見れますが、

今後さらにドル安が進んだ時にどのようなスタンスを見せるのか、

さらに円とユーロの水準を名指しで「整合的」と言及したことから

今後の米通貨当局の対応に注目したいと思います。



今朝のオセアニア市場では先週末のNY引け水準からは、上下に大きく動いた様ですが

上記共同声明やガイトナー財務長の発言を受け市場はやや混乱している事が伺えます。

円は81円割れ、ユーロも1.40に迫る水準を試しに行ったようです。

結局、米FOMCを1週間後に控え、

依然として追加緩和期待が根強いということのようです。

G20共同声明に、自国通貨安の誘導を回避すべし、との文言が加えられ政府・日銀としても

簡単には市場介入に踏み切れないだろうとの読みも働いてきます。



円は先週80円84銭まで上昇し、現在も81円台前半です。

上記発言などを考慮すれば、これまで通り単純にドルを売っていればいいわけではない

ようにも思えますが、1995年4月に記録した円の最高値である

79円75銭が視界に入っていることも事実です。

こうなると、やはり来週の米追加緩和のの内容と、規模をめぐる思惑。

さらには、G20合意を受け中国通貨当局が

どこまで人民元高を容認してくるかが重要なポイントになりそうです。

一気に人民元高を容認するようだと、

政府・日銀も介入しづらいとの見方から円高ドル安が進む可能性があるからです。

個人的には先週までと同様に80円前後では介入に踏み切ると予想していますが、

そのような展開になるかどうか・・・。

FOMCまで1週間に迫った今週もユーロ、豪ドルを中心に大きな値動きが想定されます。











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