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ドル反発81円台半ばへ。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 円は欧州時間から軟調に推移し、NYでは81円台半ばを超え
    81円66銭まで売られ、終始81円台での取引に。
  • 米長期金利の上昇と、ドル買い戻しの動きが優勢だったことから
    ユーロ、豪ドルなども利食いの売りに押され下落。
  • 株式市場は前日引け水準を挟む一進一退。引けはダウ、ナスダック
    ともに小幅高。
  • イギリスの7-9月期GDPが予想を上回り、ポンドは対ドルなど
    主要通貨に対して上昇。S&Pは同国の格付け見通しを引き上げた。
  • 米経済指標はまちまち。住宅価格の上昇率は鈍化し、全米20都市では
    前年比で上昇したものの、前月比では5ヵ月振りに下落。
  • 債券相場は下落し、長期金利は約1ヵ月振りに2.6%台半ばに大幅上昇。
  • 金は小反落、原油は前日引け値とほぼ変わらず。
  • 8月ケース・シラー住宅価格指数 → +1.7%
  • 10月消費者信頼感指数 → 50.2
  • 10月リッチモンド連銀製造業指数 → 5




本日の注目イベント


  • 独   10月消費者物価指数(速報)
  • 米   9月耐久財受注
  • 米   9月新築住宅販売件数





ドル円が反発しています。

前日の欧州市場での円最高値から約1円強の戻しですから、

ポジション調整の域は出ていませんが、介入などの力によるものではなく、

米長期金利の上昇などに助けられた面があります。

円はNY市場では終日81円台での取引で、安値は81円66銭まで売られました。



前日の欧州市場で80円41銭まで円高が進み「80円割れは時間の問題」といった

相場観が急速に高まったことに加えて、政府・日銀の市場介入がないことから、

市場参加者の多くが円高一辺倒に傾いたことも無視できない背景かと思います。

昨日もこの欄で象徴的な相場観の変化を指摘しましたが、

基本的には為替相場は「人間」が動かしている以上、

「人間の行動心理」も重要なファクターになっています。

最近何かと話題に上る「行動ファイナンス理論」でも、

ポジションと相場観の偏りが相場の急変を引き起こす、とも教えています。

むろん、大きな相場の流れはドル安傾向で変わりませんが、

今後もこの相場観の「変化」は頭の片隅に入れておきたいものです。



ドル買い戻しを誘発した直接的な要因は米国の長期金利の上昇です。

2.6%台半ばは9月20日以来の高水準です。

米10年物債券の利回りは10月17日の2.3%台後半を底値に上昇に転じています。

その後下げ渋って2.5%を挟む展開が続いていましたが、

昨日一気に2.6%台半ばまで上昇して来ました。

米10年債と同年限のインフレ連動債(TIPS)との利回り格差は2%を超え、

約半年ぶりの水準に拡大しています。

昨日入札のあった5年物インフレ連動債の落札利回りではマイナス0.5%を記録し、

多くの市場関係者が「米国はいずれインフレになる」と

観ていることが反映された格好になりました。

こうなると、物価上昇率はFRBが想定するインフレ率には届いていないものの、

デフレスパイラルに陥る可能性は低いとも言えます。

来週行われるFOMCに何らかの影響を与える可能性もあります。

FRB内部でも「追加緩和については何も決まっていない」としていることから、

議論は正にこれからで、今週発表される経済指標も考慮しながら

2日間かけてじっくりと議論される模様です。



ドル円は短期的なチャートである「30分足」や「1時間足」では上昇傾向強めています。

月末も近いことから81円台では輸出筋のドル売り円買いも予想されます。

日経平均も上昇が予想されることから、ドルが買われ81円半ばを超える水準からは

実需のドル売りと、ポジション調整のドル買いとの綱引きが考えられます。

上値ではNY市場でのドル高値、81円66銭近辺が抜けるかどうか。

下値では「1時間足」での200日移動平均線がある81円21銭前後と、

その下の81円9銭に注目しています。

81円台がキープできるかどうかが今後の相場展開にも影響を与えると思われます。

本来なら、市場がややドル買い戻しに傾いているこのようなタイミングで、

政府・日銀が介入に踏み切れば効果もあると考えますが、それは望むべくもありません。









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