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ECB資金供給延長でユーロ下落一服。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 円は再び84円台を割り込み、83円台半ばまで上昇。
    ユーロが対ドルで買い戻されたことから、円も対ドルで
    連れ高に推移。ただ値幅は限定的だった。
  • トリシェECB総裁の記者会見をきっかけにユーロは乱高下。
    結局、1.32台半ばまで買い戻され、この日の値幅も約200ポイント。
  • 注目のECB理事会では政策金利は据え置き。しかし、アイルランドなど
    域内での財政不安から、資金の無制限供給を継続すると発表。ユーロ
    買い戻しに繋がる。
  • 欧州問題の改善を手掛かりに、NY株式市場は大幅続伸。住宅関連指標の
    改善と年末商戦の予想以上の好調も伝えられ、ダウは前日の250ドル高
    に続きこの日も100ドルを超える大幅高に。
  • 債券相場は続落し、長期金利は約4ヵ月ぶりに3%の大台乗せ。
    米景気の回復期待や株式市場の活況が背景。
  • 金は小幅続伸。原油は景気回復見通しから大幅続伸し、
    引けでも88ドル台に乗せた。
  • 週間失業保険申請件数 → 43.6万件
  • 10月仮契約住宅販売件数 → +10.4%



本日の注目イベント


  • 中   11月非製造業PMI
  • 欧   10月ユーロ圏小売売上高
  • 米   ISM非製造業景況指数
  • 米   11月雇用統計
  • 加   11月失業率





引き続きユーロが買い戻され、値幅も大きく、昨日は売り買いが交錯し乱高下しています。

ECBの理事会を睨み、資産購入額の増額を予想する声や、

「出口戦略」に言及するのではとの観測もありましたがECBは、

政策金利は据え置き、短期資金の供給を延長することを決定。

また、域内金融機関への資金供給を円滑にする目的から、

無制限流動性供給を2011年1-3月まで継続することを発表しました。

発表直後は、ECBが欧州諸国の国債購入に言及しかったことから

ユーロは急落したものの、その後市場で国債を購入したとの報道から反発し、

対ドルで1.32台半ばまで上昇しました。

ECBは新たな対策を打ち出さなかったものの、

ユーロ圏財政問題は深刻だとの認識から資金供給の継続を決めたことで

ユーロ下落に一旦歯止めが掛かりましたが、

まだ暗雲が立ち込めておりすっきりとはしません。

しばらくは「PIIGS」諸国の国債の売買動向、

CDS保証料率の動きなどに左右される展開が続くと思われます。



米経済指標の改善傾向が続いています。

週間失業保険申請件数は市場予想を若干下回ったものの、

11月の仮契約住宅販売指数はプラス10.4%と、

市場のマイナス予想を大きく上回りました。

この数字は2001年に全米不動産協会(NAR)が記録を開始して以来最大となりました。

指数は全米4地域のうち3地域で上昇し、特に中西部の伸びが27%と最大でした。

この指数は契約が交わされた時点での統計であるため、

中古住宅市場の先行指標とみられています。

今後発表される中古住宅がどこまで改善を示すのか注目されます。



ドル円は再び83円台に押し戻されています。

一目均衡表(日足)の「雲」を上抜けし上昇傾向を示してはいますが、

84円半ばが抜けずに反落しています。

この値位置には「100日移動平均線」があり、

ローソク足は絡んではいますが完全に抜け切るには至っていません。

足元では、下値は「雲」の上限に支えられ、

上値は「100日移動平均線」で抑えられる展開でややもみ合いが続いています。

明確な方向感が観られないだけに、

今夜の雇用統計でどちらかに方向づけられることを期待したいと思います。



明確の方向感はないと書きましたが、

米長期金利が約4ヵ月ぶりに3%の大台の乗せていることを考えると

もう少しドル高に振れる可能性の方が高いと観てもいいのではないかと思います。

昨日は焦点がユーロに集まっていたため、

米金利の高騰はそれほど意識されなかった様です。

これまで長期金利の上昇傾向は確認されてはいたものの、3%の壁は破れませんでした。

米株高を背景に資金が債券から株式市場へ徐々にシフトしているものと思われますが、

改善傾向を示す米経済指標に支えられこの流れは継続しそうに見えます。

日本の長期金利も1.2%に乗せてきていますが、

上昇余地と言う点では米金利の方が大きいと思われます。



東京地方は夜半から激しい雨でしたがそろそろ止みそうな気配です。

今夜は今年最後の雇用統計の発表です。



よい週末を・・・・。

















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