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米金利続伸でドル円84円台乗せ。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 米金利の上昇を背景にドルは主要通貨に対して堅調に推移。
    円は一時84円31銭まで売られ、先週末の雇用統計前の水準まで
    ドル高円安が進む。午後には米長期金利がやや下げに転じたことで
    円も買い戻され、84円を挟む水準で引ける。
  • ドル高にもかかわらずユーロは買い戻しが入り上昇。
    ドイツの経済指標が市場予想を大幅に上回ったことなども
    ユーロ買いをサポートし、1.31台後半から1.32台後半まで反発。
  • 株式市場は小幅上昇。S&P500は続伸し約2年ぶりの高値をつけ、
    ダウは13ドル高。AIGが債務返済を発表したことも好感された。
  • 債券相場は続落。10年債利回りは約半年ぶりに3.3%台まで上昇し、
    ドル買いを誘った。引けは3.2%台に。
  • ホームデポなど小売大手は売上見通しを上方修正。クリスマス商戦
    の好調さを象徴し、個人消費に対する楽観的な見方も台頭。
  • ドル高から、金、原油はともに利益確定の売りが優勢となり続落。
    金は大幅に下落し1400ドルの大台割れ。



本日の注目イベント


  • 豪   11月雇用統計
  • 英   BOE政策金利発表
  • 独   11月消費者物価指数(確報値)
  • 米   週間失業保険申請件数





ドルが堅調に推移しています。

特に対円では84円31銭まで上昇し、先週末の雇用統計で急落し、

82円台半ばまで売られた水準からじりじりと切り返してきています。

ただそれでも、これまでに3回テストして抜け切れていない

84円40-50銭の水準は突破できず、昨日も一歩手前でUターンした感があります。



ドル堅調の背景は米金利の上昇につきます。

とりわけここ2日間はブッシュ減税の延長を材料に、

10年債が売られ長期金利は急騰しています。

米国債の入札が軟調なことも債券相場を押し下げていますが、

昨日の10年債入札はある程度順調に消化されたにもかかわらず債券は売られ、

10年債利回りは一時3.3%台に乗せ、約半年ぶりの水準まで上昇しました。

ドル円の相場と相関度の高い米2年債利回りも上昇し、

2年債の日米金利差は0.4%台まで拡大しドル高円安を演出しています。

雇用統計の発表も終え、重要な経済指標も見当たらないことから

「米金利の行方」が相場の行方を決定する「金利相場」の様相です。

欧州財政問題も小康状態であることから、市場参加者の眼は米金利に集中しており、

米金利が動かなければ為替相場も動かない状況になってきそうです。

まだクリスマス相場には早いものの、値動きを観ると既にその気配も感じられます。



ドル円は84円40銭辺りで頭を抑えられていますが、

再び84円台に乗せたことでテクニカルではドルの上昇傾向を示しています。

日足のローソク足は「100日移動平均線」を上回っており、

上記水準を上抜けすれば85円が見えて来る可能性もあります。

一方、下値では83円10銭前後に「雲」の上限があり、

この水準では一旦サポートされそうです。

84円半ばからは実需のドル売りも観測され、

米金利の上昇だけでこれらの売りをこなして85円台に乗せられるかどうかは

疑問が残るところです。



豪ドル円を観ると、82円50-83円の水準では何度も上昇を止められています。

やはりこの水準では一旦利益を確定する方が得策かと思います。

下値は80円を割り込むとすぐに反発することから、

しばらく80円-83円のレンジが続き、ドル円が85円を超えてくる展開になれば、

豪ドル円の83円超えも考えられそうです。

オーストラリアの再利上げは今のところ封印されていますが、

「資源高」とう追い風もあり国内景気は堅調と観られます。

本日は9時半にオーストラリアの雇用統計が発表されます。

このところ指標発表直後にレートが大きく飛ぶ傾向があります。

ポジション管理には注意が必要です。

市場予想は、雇用者数で2万人のプラスと、前月(2.7万人のプラス)よりも弱めの数字。

失業率は5.2%で、前月の5.4%よりも改善すると予想しています。

















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