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ドル円動かず。83円台半ばで膠着。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 上昇を続けてきた米長期金利が一服したことで、ドルは反落。
    ドル円は84円前半まで買われたものの、維持できず83円台
    に反落。クロス円の売りにも押され83円75銭付近で引ける。
  • 格付け会社フィッチ・レーティングスがアイルランドの信用格付けを
    3段階引き下げ「BBB+」としたことで、ユーロ売りを誘った。
    一時1.31台半ばまで下落したものの1.32台まで反発。
  • ECB月例報告では、全体的な経済・金融の状況は依然として不安定
    であると指摘。長期失業者対策が必要と報告。
  • 株式市場は連日小動き。ダウは小幅下落し、ナスダックは小幅高。
    週間失業保険申請件数の減少を好感し上昇する場面もあったが続かず。
  • 債券相場は反発。30年債入札が好調だったことから長期金利は3日
    ぶりに下落。
  • 金、原油は反発。金は1390ドル台を回復。
  • 週間失業保険申請件数 → 42.1万件(市場予想より減少)



本日の注目イベント


  • 中   11月中国貿易収支
  • 欧   トリシェECB総裁会見
  • 米   10月貿易収支
  • 米   12月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
  • 米   ボルカー元FRB議長講演(ワシントン)





日経平均株価が5ヵ月ぶりに1万200円台後半まで上昇した昨日、

ドル円も84円台で推移し、上値を試すかにも見えましたが、

これまでと同様に84円台は維持できず反落。84円台の定着はなりませんでした。

昨日もこの欄で書きましたが、

米金利上昇という材料だけでは85円の水準までドル円を押し上げるには力不足で、

NYではその長期金利も3日ぶりに反落しています。

クリスマスホリデーも控えていることから、

しばらくは82円ー85円のレンジ内で動く可能性が高くなってきたように思えます。

来週1週間が今年最後の「通常取引」の週となりそうです。



NY株式市場では既にその兆候もでており、市場は徐々に閑散になっています。

ダウは今週に入り極端に値幅が限られてきました。

引け値でも最大で20ドル程度の上げ下げとなっています。

ブッシュ減税の延長合意から実質的な個人所得は増え、消費に繋がっています。

昨日の報道では米国人の6割は

年末に向けての買い物をまだ終えてないとの報告もありました。

米大手資産運用会社PIMCOは

2010年10-12月期の経済成長を従来見通しから1%上方修正しています。

本来なら、もう少し株価が反応してもいいはずですが・・・。



昨日の朝方オーストラリアの11月雇用統計の発表をきっかけに豪ドルが大きく動きました。

雇用者数が市場予想の2倍を超え、

改めて同国の景気が好調であることを示した格好になりました。

資源価格の高騰を背景にインフレ懸念から今年だけでも4回の利上げを実施し、

景気をややスローダウンさせていますが、

金利上昇を吸収しながら順調に経済成長を遂げているようです。

同国の政策金利は伝統的に高く設定されてきたことから、

来年春ごろまでには5%台まで引き上げられるものと予想しています。

そして、政策金利の決定に最も影響を与えるのが、

資源価格の行方と中国の経済成長であることは衆目の一致するところです。

本日から明日にかけて中国の経済指標が多く発表され、注意が必要です。



本日は11月の貿易収支が発表されますが、問題は明日の土曜日です。

生産者物価指数、消費者物価指数、小売売上高、

そして鉱工業生産が11時に発表される予定です。

もちろん最も重要な指標は「消費者物価指数」です。

10月の同指数はプラス4.4%で中国政府が目標としている3%を大きく超え、

その後預金準備率の引き上げに繋がったことは記憶に新しいところです。

一部には、この経済指標を確認してから

「利上げ」を決定するのではないかという見方もあります。

実際、昨日の上海株式市場では「利上げ観測」から株価が下落しています。

事前の予想では11月の同指数はプラス4.7%と、前月を上回るものと観ています。



仮に利上げが決定されれば豪ドルへの影響は避けられません。

土日は為替市場はありません。

そのため、来週月曜日には、

今週末のNY市場の引け値から大きくかい離して取引が始まる、

いわゆる「窓開き」が起こることも予想されます。

ポジションの縮小や、余裕資金の確保など

「リスクコントロール」を十分意識することが必要です。



良い週末を・・・・。














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