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ユーロ再び下落。対円では109円台に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ユーロが下落。アイルランドの銀行2行の優先債格付けが引き下げられた
    ことや、フランス国債に対するCDSの保証料が過去最高になるなど、欧州
    ソブリンリスクが再び台頭。
  • ユーロは対ドルだけではなく、スイスフランや豪ドル、円に対しても
    下落し、ユーロ独歩安の様相。特にユーロスイスは1.2634まで下落し、
    1991年のユーロ創設以来の安値を記録。
  • ドル円は84円台から徐々に下落し、一時83円63銭まで売られたが
    依然としてレンジ内での取引に終始。
  • 株式は先週末同様まちまち。ダウは13ドル下落し、ナスダックや
    S&P500は小幅上昇。S&P500は2年ぶりの高値となった。
  • 債券相場はFRBが米国債を146億ドル購入したものの、上昇は続かず
    長期金利は横ばい。
  • 金、原油は続伸。原油は89ドル台に迫る水準まで上昇。欧州が寒波に
    見舞われていることも材料に。



本日の注目イベント


  • 豪   RBA議事録
  • 独   1月独GFK消費者信頼感調査
  • 加   11月カナダ消費者物価指数





円は83円63銭まで上昇しましたが、

依然として参加者が減少していることもあるせいか、勢いは観られません。

NY市場は83円台で取引が始まったものの、値幅は20銭強と、

ドル円については既にクリスマス休暇入りした様な値動きでした。

下値を試したドル円でしたが、

「1時間足」で観ると「三角保ち合い」(さんかくもちあい)を形成し、

どちらに抜けてもおかしくない状況です。

「日足」では83円10銭あたりにトレンドラインのサポートがあり、

この水準が抜けるかどうかが注目されます。

日増しに参加者が少なくなる状況から、

下値を抜き切ることも簡単ではないように思われますが、逆に、

値動きが荒くなる可能性もありますので、

ポジションをキープしている以上注意は必要です。



ユーロが再び下げ足を早目そうな展開になってきました。

EUは先週、欧州安定メカニズム(ESM)の創設を決め、

ユーロ安にも一旦歯止めがかかった様にも

見えましたが、EU諸国の足並みの乱れもあり「小康状態」だっただけの様でした。

昨日は欧州のソブリンリスクが再び意識されユーロがほぼ全通貨に対して下落しました。

アイルランドの銀行2行の優先債格付けが引き下げられたことで、

欧州の一部の国が資金調達難に見舞われるとの観測が強まったり、

スペインの銀行も格下げ見通しと報道されたことでユーロ下落に拍車をかけました。

さらに、ユーロ圏第2位の大国、フランスの国債に対するCDS保証料率が急騰し、

過去最高を記録しました。

引けでも「111bp」と先週末に比べ「約7bp」上昇し、

ギリシャから始まった財政危機は、アイルランド、ポルトガル、スペインを経て、

「ついにフランスにまで波及してきた」との印象を投げかけています。

この先フランスが「PIIGS」諸国の仲間入りをするとも思えませんが、

市場では「リスク回避」の動きに過敏になっており、

通常観られない動きに同調し易い状況が続いているものと思われます。



この結果、ユーロドルは約3週間ぶりとなる1.31台を割り込み、

対円でも109円台半ばまで下落しています。

昨日は特にユーロの下落が際立っており、

ユーロ以外の通貨は総じて対ドルで上昇している中、

ユーロ独歩安の状況でした。

対スイスフランではユーロ創設以来の安値を記録し、

「リスク回避」の動きが加速していると理解することができます。

このような状況でクリスマス休暇明けを迎えると、

ユーロがさらに売られる可能性が高まると観られます。



テクニカルで観ても、「日足」ではユーロ下落を示しており、

昨日の1.30台後半は「200日移動平均銭」で

サポートされたことで下げ止まっていますが、

この水準を割り込むと今月2日に記録した1.29台後半がターゲットとなってきます。

景気がやや上向きになっており長期金利が上昇傾向にある米国と、

依然として財政問題が払拭されずにソブリンリスクが高まる

欧州を、単純に眺めるだけでユーロドルの動きが読めそうな状況です。

来年、年明け後もユーロが下落するリスクは高いと考えるのが自然かと思います。

短い「30分足」では1.3150近辺に厚い「雲」があることから、

この水準で頭を抑えられるのでないかと観ます。

また、「雲」に入った場合も1.3193に「100日移動平均平均線」が構えています。

上昇もこの辺りが限界かと思われますが、何が起こるか分からないのも相場です。












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