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円、81円台後半も先高観優勢か。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 年末年始にかけて円高ドル安に振れた円は、米経済指標の
    発表を材料にドル買い戻しが優勢に。円は終始81円台での
    取引の中、ほぼ安値圏で引け。米長期金利の上昇も円売りに作用。
  • ユーロは1.33台で方向感の定まらない動きに。
    円が対ドルで下落した分、ユーロ円は上昇。
  • 株式は堅調。金融、通信セクターなどが上昇し、ダウは
    1万1600ドル台を回復。
  • 株高から債券相場は軟調に推移。長期金利は上昇。
  • 金、原油はともに大幅高となり昨年高値をいずれも更新。
    原油価格は一時92ドル台まで買われ、2年3ヵ月振りの高値を記録。
  • 12月ISM製造業景況指数 → 57.0



本日の注目イベント


  • 欧   12月ユーロ圏消費者物価指数(CPI)
  • 米   FOMC議事録





年末に81円を割り込み、一時80円台後半まで上昇した円でしたが、

昨日の海外では買い戻され81円台半ばを挟む動きでした。

昨日3日のアジア市場でも80円93銭を付ける場面があり、

「年初は円高ドル安」との相場観が急速に高まってきたように思えます。



円は昨年11月1日に80円21銭と、

約15年ぶりの円高水準まで買われましたが、80円突破には至らず、

その後は昨年後半に向け84円台まで反落したことはご存じの通りです。

米景気の緩やかな回復と、それに伴う米長期金利の上昇がドル反発の主因でした。

しかし、ドルの反発も84円台半ばまでで、

何度かこの水準を試しましたが頭を抑えられ年末のドル安に繋がっています。



80円台後半までドル安円高が進んだことで、

焦点は「昨年の円の最高値である80円21銭を割り込むかどうか」

ということに絞られそうです。

さらに、仮にその水準を割り込んだ場合

「史上最高値の79円75銭を割り込むかどうか」という点です。

足元では再び円先高観が優勢になりつつありますが、

昨年11月のころとは状況が異なっている点には注意が必要です。

6000億ドル規模の追加緩和第2弾(QE2)が実施されており、

その後のブッシュ減税延長効果を見越した

米景気に対する楽観論も急速に台頭しています。

また、米景気の回復を示す経済指標もタイミングよく11月以降出始めて来ました。

状況的にはドルが反発してもおかしくない環境でしたが、問題は「雇用と住宅」でした。



この欄でも度々述べていますが、米景気回復の「最後の砦」となっているのが

この「雇用と住宅」問題です。

失業率は昨年春先には若干改善の兆しを見せましたが、

その後は9.6~9.7%で横ばいが続き、

直近11月の同指標では9.8%と、再び悪化しています。

FRBがメドとしている7%以下には程遠い状況です。

その意味で、今週末に発表される12月の雇用統計が

極めて重要なものになってきそうです。

仮に市場予想より悪化しているようなら、米景気に対する楽観論は大きく後退し、

ドル円も80円を目指す展開となる可能性があるからです。

円先高観も増幅し、市場全体がドル売りに傾くことも考えられます。

その結果再び、日銀の市場介入水準を探る動きに繋がってきそうです。



一方雇用情勢が改善していた場合には、

昨年12月に「Wトップ」を形成している84円台半ばを

上抜けるできるかどうかが試されそうです。

テクニカルを観ると昨年末からドル下落を示す状況に変化はありません。

一目均衡表(日足)では「ローソク足」、「遅行スパン」がともに「雲」を下抜けしており、

ドル反発を抑える格好になっています。

また、「100日移動平均線」も83円台前半にまで下がってきており、

84円台半ばで抵抗される前に先ずこの水準で抵抗されそうな気配になっています。



ユーロドルについてはやや方向感がなくなってきています。

1.30台後半が抜けなかったことから、昨年末には1.34台まで反発していますが、

こちらもドル円と同じように

「雲」と「100日移動平均線」が上値を覆っていることから

1.35台乗せにはてこずるものと思われます。

豪ドルは昨年末に対ドルで1.02台半ばまで上昇し史上高値を更新中です。

資源高という追い風もあり、

中国リスクをこなしながらも緩やかな上昇が継続されると観ています。















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