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今夜は注目の米雇用統計。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドルは前日に引き続き堅調に推移。ユーロが対ドルで大きく下落し、
    一時節目の1.30台を割り込むなど、ドルは主要通貨に対して上昇。
  • 本日発表の12月米雇用統計では、事前予想が上方修正されるなど
    改善期待が高まりドル買いに繋がった。
  • 円は83円を割り込み、82円91銭まで上昇した後下げに転じ、
    83円37銭と、前日の安値近辺まで下落。ユーロ安に引っ張られた
    側面も。
  • 欧州連合(EU)が銀行破たん時のコスト分担を協議する
    ことが嫌気された。
  • 株式市場は雇用統計を控え神経質な展開からまちまち。
    12月既存店売り上げが予想を下回ったことから、ダウは25ドル安、
    一方ハイテク株主体のナスダックは小幅高。
  • 債券相場が反発。前日ADP雇用者数に大きく反応したが、
    「行き過ぎ」との声も。価格は上昇し10年債利回りは下落。
  • 金は4日続落。原油価格も大幅反落し89ドル台を割り込む。
  • 週間失業保険申請件数 → 40.9(ほぼ市場予想通り)



本日の注目イベント


  • 欧   2010年7-9月期ユーロ圏GDP(確定値)
  • 独   11月独鉱工業生産
  • 独   11月独貿易収支
  • 米   12月雇用統計
  • 米   バーナンキ・FRB議長上院予算委員会で議会証言
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演(デンバー)





ユーロドルがレンジを割り込み、再び下値リスクが高まってきたようです。

欧州連合(EU)が銀行破たんのコスト分担について協議するとの報道に、

ユーロは対ドルで大幅に下落。

昨日もこの欄で述べましたが、

重要なサポートレベルであった1.3085水準を下抜けし、

一時1.2997まで下落しました。

今朝もオセアニア市場ではさらに売られ、1.2981まで下落しています。

1.30割れは12月1日以来約1ヵ月ぶりの安値で、

200日移動平均線(日足)を下回ったことから

ユーロドルは新たなレンジ入りした可能性が高いと観られます。

同時にこの水準は、11月30日と翌日の12月1日に2度試して

抜けなかったレベルでもあり、強くサポートされることも考えられますが、

ここを割り込めば約4ヵ月ぶりの水準に達します。

前日のADP雇用者数の発表以来、

市場は本日の雇用統計への改善期待が高くドル高傾向に傾いていることも、

ユーロが売られ易いと言えます。

やはり、ユーロは欧州からの悪材料には敏感に反応し

下落リスクの方が高いと観ておくべきでしょう。



ドル円は昨日アジア市場でも83円台で取引されたものの、

上値は重くドルのじり安が続き、

欧州からNY市場にかけては83円台を割り込む場面もありましたが、

依然として本日発表の雇用統計への改善期待が強く、

再び83円台前半まで上昇しています。

前日発表されたADP雇用者数が統計を取り始めて以来の増加を示したことで、

「同指標は雇用統計とは必ずしも一致しない」

と言われながらも改善期待が高まっています。

事実、エコノミストらは予想を引き上げています。



米情報通信会社ブルームバーグによれば、

「エコノミスト78人のうち、雇用者数の増加予想を上昇修正したのは22人」

と伝えています。

同社がまとめた予想平均でも、ADP雇用者数発表前の13万5千人増加が、

発表後は15万人と大幅に修正されています。

この中でも特に

「スイスのUBSは従来予想の12万人から16万人へと大幅に上方修正している」

(ブルームバーグ)と報じています。



このように今回の雇用統計は、

ADP雇用者数が従来予想の約3倍にも達したことで非常に注目度が増しています。

上述のように、多くのエコノミストが予想を引き上げたことで

市場では改善期待が一気に高まっています。

このことは、中途半端な改善ではドル買いで反応する可能性は少ないことにも繋がります。

ある程度の改善を織り込んだ結果、円が83円台で取引されていると観るべきでしょう。

逆に、16万人以下であったらドルが売られることも十分考えられます。



仮に大幅に改善していた場合に、

上値のメドになるのはやはり84円半ばということになります。

昨年11月から12月にかけてのドル反発局面で、

何度もトライして抜けなかった水準です。

この水準を完全に抜け、85円台に乗せるような状況になれば、

市場の相場観もドル高へとシフトすることになろうかと思います。

注意すべきは、米経済指標は度々「修正」されると言う点です。

そのため「ひと月単位」ではなく「ふた月単位」で其々の指標を観るべきでしょう。

特に雇用統計ではその傾向が強いように思えます。



足元の相場を大きく左右することから注目は今夜の雇用統計に集中していますが、

もうひとつ注目すべきは、

日本時間11時半から始まるバーナンキFRB議長の議会証言です。

このところ改善傾向を示している米景気に対してどのような認識を示すのか・・・。

ADP雇用者数が大幅な改善傾向を示した後だけに、

「雇用」についてどのような見方を示すのかが注目されます。



良い週末と連休を・・・・。















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