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ドル円82円台で動かず。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は堅調に推移。欧州の朝方からNY市場にかけて
    82円50銭近辺を試し、抜けきれなかったものの
    終始82円台で推移。米長期金利の上昇が続きドルが買われ易い
    展開に。
  • ユーロの上値もやや重くなりつつあり、1.35台での取引が続く。
    NY市場の朝方には12月独の製造業受注指数が悪化していたことから
    ユーロ売りが優勢となり、1.35台割れ目前まで下落したものの
    その後は再び上昇。
  • 株式市場は6営業日続伸でダウは1万2千ドル台乗せ。
    企業業績の好調さと、活発なM&Aを好感した格好で、金融、自動車株
    などが上昇。
  • 一方、債券相場は続落し、長期金利は約9ヵ月振りの高水準に。
    米景気回復期待を背景に、資金が債券から株式にシフトしている流れが鮮明に。
  • 金は小幅続落。原油価格はエジプト情勢の沈静化見通しから大幅に
    続落し87ドル台に。
  • ブラジルを訪問中のガイトナー財務長官は、ブラジルレアル高は
    為替を厳しく管理している新興国の影響であると、中国の為替政策を
    批判。
  • エジプト政府は13日にも同国証券取引所が再開すると発表。
  • 12月消費者信用残高 → 61億ドル(市場予想は24億ドル)



本日の注目イベント


  • 日   1月景気ウォッチャー調査
  • 独   12月独鉱工業生産
  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
  • 米   フィッシャー・ダラス連銀総裁





ドル円は堅調に推移し、82円台前半から半ばまでの狭いレンジ内での取引でしたが、

82円45-50銭が壁になりつつあります。

底堅い動きであるとも言えますが、

昨日の欧州市場やNY市場の朝方には何度かこの水準の突破を試した様ですが、

押し戻されています。

この水準は、先週末の雇用統計後にもトライして失敗している水準で、

やや意識されつつありますが、米経済指標の好転などドル買い材料が待たれます。



今朝の経済紙にも大きく取り上げられていましたが、日米欧で長期金利が上昇しています。

米国を中心に景気回復を示す経済指標が相次ぎ、

資金がこれまでの安全資産である債券から株式へシフトしていることが背景です。

昨日のNY株式市場も大幅高で、ダウは1万2千ドル台を軽々と超えています。

米国は日本と比べ、個人資産に占める株式の割合が高く、

株高は直接個人投資家の資産効果として現れてきます。

株高は家計に余裕が出てくることから消費に結びつき易く、

昨日発表された12月の消費者信用残高も市場予想を大幅に上回るものでした。

これで同指数は3ヵ月連続で増加し、

クレジット残高は約2年ぶりのプラスに転じてきており、貯蓄に専念してきた米国の人々が、

そろそろ節約に飽き、買い物をし始めた姿が浮かび上がってきます。

いずれ個人消費を押し上げ、米ファンダメンタルズの改善に繋がるとの連想が働きます。



上記10年債利回り格差よりも、政策金利の影響を受けやすく、

ドル円相場にも、より相関度の高い日米2年債利回り格差を確認すると、

現在は0.53%程度まで開いています。

この金利差は昨年6月の水準にまで拡大しており、

昨年はこの後に金利差が0.18%台まで縮小したことから

「ドル売り円買い」が活発になり、11月の80円21銭まで円高が進んだ経緯があります。

この金利差は、一般的には為替相場の動きよりも「先行性」が高いと言われています。

事実、昨年11月に80円台前半を記録した後、

ドル円は上昇に転じ、テクニカル的にも上値けしたと確認できる

「トレンドラインのブレイク」は11月15日前後でした。

しかし、日米2年債利回り格差が「トレンドラインブレイク」を示したのは、

それより前の11月10日前後で確認できます。

(参照:外為オンラインHP外為経済アカデミー「今日のアナリストレポート」)



つまり、実際の為替レートの動きに1週間ほど先行する形で

「買いシグナル」が発信されていたことになります。

現在の状況は、利回り格差が急速に拡大しているにも関わらず、

ドル円は82円台前半でもみ合いを続けています。

上述のセオリーに従えば、

いずれドル円が「ドル高方向」に振れる可能性が高いことになります。

もちろん、日米金利差がドル円の現状レートにさや寄せされる形で

縮小してくることも考えられますが、

世界的な景気回復を背景にリスク選好が高まり、資金が株式市場にシフトしていることや、

エジプト情勢も原油供給がストップするなど最悪の事態は回避できそうなこと、

さらには商品市況にもやや高値警戒感がでてきたことなどを考え合わせれば、

資金がドルに回帰してくることはそれほど無理な発想ではありません。

依然としてドル円の上値は重い展開が続いていますが、

今日以降はFRB関係者の講演が続きます。

明日のバーナンキ議長の議会証言に注目して行きたいと思います。



豪ドル円の83円台が定着してきそうな気配です。

これまでも豪ドルの対ドルでの下落リスクや、

豪ドル円の83円台半ばでの利益確定を勧めるコメントを書いてきましたが、

先週のRBA(豪州準備銀行)の四半期経済見通しを契機に、

豪ドルの安定さが目立ってきました。

日足までのテクニカルでは上昇を示し、

週足の一目均衡表でも「遅行スパン」は好転しています。

まだ1円以上も上方ですが、

極めて重要な週足の「200日移動平均線」は84円69銭に位置しています。

同線は時間軸とともに下落していますので、

ここ1ヵ月ほどで抜けるかどうかに注目しています。

もちろん、中国の再利上げのリスクを忘れるわけには行きませんが。











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