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ドル円2ヵ月ぶりの83円台後半。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドルは引き続き堅調に推移。対円では約2ヵ月ぶりとなる
    83円93銭までドル高が進む。ユーロ、豪ドルなどが売られ
    市場全体がドル高傾向にあることが背景。
  • 米経済指標は強弱まちまち。1月の小売売上高が市場予想ほど
    伸びてはいなかったものの、雪の影響との説明も。
  • ユーロドルは前日同様、1.35台が重く再び下落。ユーロ圏の
    4QGDPが予想を下回ったことが背景。一方、英国のCPIは前年同月比
    4.0%だったことで利上げ観測からポンドは上昇。
  • 豪ドルは昨日発表されたRBA議事録では、高成長が続くとの内容だった
    ものの市場への影響は限られ大幅に下落。ただ、クロス円は概ね堅調。
  • 株式市場は下落。小売売上高が予想以下の伸びだったことから
    利益を確保する売りが優勢となりダウは41ドル安
  • 債券相場は小幅に上昇。米経済指標の結果がまちまちだったことから
    もみ合いながらも前日比小幅高となり金利は下落。
  • 金は大幅続伸。原油価格は3日続落。
  • エジプト情勢は沈静化したものの、反政府デモの影響はバーレーン
    やイランにも拡大し、新たな懸念材料に。
  • 1月小売売上高 → +0.3%
  • 2月NY連銀製造業景況指数 → 15.43
  • 2月NAHB住宅市場指数 → 16



本日の注目イベント


  • 英   1月英失業率
  • 英   BOE四半期インフレ報告
  • 米   FOMC議事録(1/25、26日分)
  • 米   1月住宅着工件数
  • 米   1月同許可件数
  • 米   1月生産者物価指数
  • 米   1月鉱工業生産
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演(ロックフォード)





ドル円は一時海外で84円に迫る水準まで上昇し、約2ヵ月ぶりのドル高水準です。

先週10日に「三角保ち合い」(さんかくもちあい)の上限を上抜けし、

テクニカル的にも上昇機運が高まっていましたが、

ドルは緩やかに主要通貨に対して買われています。

注目したいのはドル円の日足チャートで、

一目均衡表の「遅行スパン」がローソク足を抜け「好転」したことです。

この兆候は昨年10月以来のことで、

この先しばらくはもみ合いながらもドルが上昇する可能性が高いことを示唆しています。

さらに、ボリンジャーバンドでも大外の2シグマのバンドは拡大していることから、

しばらくはドル堅調と観られます。



83円50銭を超えた所には実需のドル売りもあったものと思われます。

また、巷間言われた米国債償還に伴うドル売りもひとまず無難にこなしたようです。

個人投資家のドル買持ちポジションも今週のドル高でかなりに解消され、

逆にドル売りポジションが積み上がってきました。

そのため、再びドルを買い易い状況かと思います。

足元では80円割れのリスクはかなり遠のいたと観てもいいのでないでしょうか。



問題はこの水準から84円台に乗せられるかどうかです。

84円台には特に目立った抵抗線はありませんが、

85円を超えたところには日足の「200日移動平均線」が位置しています。

この水準は非常に強い抵抗線です。一気に抜いてくるとも思えません。

今週から来週にかけては、85円が強く意識され、

一旦は押し戻される展開を予想します。



興味深いのは、本日の海外のコメントの中に、

久しぶりに「キャリートレード」という言葉を見つけたことです。

ブルームバーグは、NYの為替ストラテジストの言葉として、

「円下落の理由は、円キャリートレードの兆候が表れたことだ」

「日本のゼロ金利を材料に、日本だけでなく海外の投資家も、円で資金を借り、

日本国外の高利回り資産に投資している」と、紹介しています。

キャリートレードは、2007年夏まで盛んでした。

安い円金利を借りて、高金利通貨に投資する取引のことで、

円安がしばらく続いた主因でした。

今後キャリートレードが活発化するのかどうかは判断できませんが、

日米欧の中で利上げに踏み切るタイミングが最も遅いと観られている日本円は、

調達通貨としての魅力があることは間違いなさそうです。



84円台では目立った抵抗線はないと書きましたが、

意識しておきたいのは84円52銭の水準です。

この水準は昨年12月15日に記録したドルの戻り高値だからです。

ドル円はこのレベルから今年の年初にかけて約3円50銭ほど下落しています。

3月の決算期も近付いていることもあり、

取り遅れている輸出予約の持ち込みも予想されます。

一気に85円方向に向かうのではなく、

しばらく82-85円でのもみ合いが続くと考えておくべきでしょう。

その後の展開は米経済指標の結果次第ということと、

6月で切れる追加緩和第2弾(QE2)終了後、緩和政策が打ち止めになるのか、

さらには延長も含めて継続されるのかが、ドル円の行方を決めていくものと思われます。



ユーロ円がもみ合いを続け、方向感がありません。

足もとでは上昇傾向と観ていますが、

「週足」のテクニカルでは113円台半ばに、かなり厚めの「雲」があり、

頭を抑えている格好になっています。

ドル円で円安傾向が続いていることから、ユーロ円の急落は考えにくいところですが、

ポイントはユーロ圏の利上げ観測が再び高まってくるのかどうかです。

ECB次期総裁を巡る動きや、南欧諸国の財政問題の再燃化など、

ユーロにとってマイナス材料が多いのも事実ですが、

一方でインフレの足音が近づいているのも、

見過ごすことのできない状況になりつつあります。

利上げ観測が高まれば一気にユーロ高に振れると思われます。

しばらくはユーロは堅調な地合いが続くのではないでしょうか。









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