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円、対主要通貨で下落。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は83円台半ばから後半にかけて堅調に推移。
    円は対ドルだけではなく、ユーロ円などクロス円全般に
    対しても下落傾向。ユーロ円は113円65銭まで上昇し
    約3週間ぶりの円安水準に。
  • ユーロドルはやや膠着感が蔓延。神経失な動きが続きながらも
    1.34台前半から1.35台後半が抜けきれず。
  • 利上げ観測が高まっていたポンドは、キングBOE総裁が
    インフレに対する楽観的な見方を示したことから下落。
  • 先月行われたFOMCの議事録では、現行の金融政策は継続
    することで全会一致。また2011年度のGDP見通しをこれまでの
    3.4%から3.9%に上方修正。
  • 1月の住宅着工件数は市場予想を超え、大幅な伸びを記録。
    特に集合住宅の伸びが顕著。
  • 株式市場は反発。FOMC議事録で今年の経済成長見通しを
    上方修正したことから、景気が拡大するとの見方から買いが優勢に。
    ダウは61ドル高で今年の最高値を更新。
  • 債券相場は反落。10年債利回りは4営業日ぶりに上昇。
    FOMCでの経済成長に対する楽観的な見方が重石に。
  • 金は小幅続伸し、原油価格は4営業日ぶりに反発。
  • 1月住宅着工件数 → 59.6万件(+14.6%)
  • 1月同許可件数 → 56.2万件
  • 1月生産者物価指数 → +0.8%
  • 1月鉱工業生産 → -0.1%



本日の注目イベント


  • 欧   2月ユーロ圏消費者信頼感指数
  • 米   週間失業保険申請件数
  • 米   1月消費者物価指数
  • 米   1月景気先行指数
  • 米   2月フィラデルフィア連銀景況指数
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演





ドル円はNY市場で高値を試し、83円98銭まで上昇し、

わずか5銭でしたが前日のドル高値を更新しています。

相変わらず、東京時間ではドルの上値が重いものの、海外市場ではドルが買われ、

円が売られやすい地合いが続いています。

東京時間では本邦の輸出業者からドル売りが出易いことが背景だと思われますが、

それでも一気にドル売りを大量に持ち込む展開ではありません。

このところのドルの堅調さから

「あわててドルを売る」状況ではなくなってきつつあるようです。



輸出業者に余裕がでて、もう一段のドル高を待つ姿勢が出始めると、

一方ドルを買わなければならない輸入業者が

ドル先高観を理由に早めにドル買いに出動する、

いわゆる「リーズアンドラッグズ」からドル需給のバランスが崩れ、

ドルがもう一段上昇することも考えられます。

足元ではまだ、そのような相場観は観られませんが、

85円台に乗せるような展開になれば、

市場参加者の見方はガラツと変わり、そのような現象が観られるかもしれません。

実際に、夏以降のドル円の水準についての調査では85-90円と、

現行水準からのドル高を予想する声が大勢を占めているとの調査もあります。



NY株式市場は相変わらず力強い上昇を続け、世界の株式市場を牽引しています。

昨日も朝方は下落して始まりましたが、

終わって見れば61ドル高と今年の最高値を更新しました。

景気回復と、好調な企業業績を背景に資金が

株式市場に流入し続けているものと思われます。

一方、株高から債券相場が下落を続け長期金利の上昇を招いていましたが、

このところのその動きにもやや変化が出てきています。

長期金利は先週8日に株高を理由に3.7%台に乗せたものの、

その後は一進一退を続けています。

株高が続いてる割には債券相場が反応しなくなってきました。

米長期金利の上昇はドル高に繋がってきましたが、

金利にやや高値感が出てきているものの、ドル円ではドル高が継続されています。

為替と株式が米景気の回復を先取りしており、

債券市場では景気の先行きには慎重だというふうに解釈できそうです。

また、債券市場では「4%の壁」が意識されているとの指摘もあります。



昨日公開された1月のFOMCでは、

メンバーの多くが景気回復は安定的に増しているとの認識をもっているものの、

雇用の伸びに関しては依然として満足していないことが明らかになっています。

また、数人のメンバーが米景気の回復を背景に、資産購入プログラムのペースの鈍化、

もしくは規模縮小を検討する可能性があると指摘していましたが、

現行の金融政策については全会一致で変更の必要を認めないとしています。



2月に入って米経済指標の改善傾向は鮮明になっています。

市場の今後の注目は、

6月で終了する予定の現行の追加緩和第2弾(QE2)が予定どおり終了するのか、

あるいはQE3が必要な状況になるのかという点です。

この結果によってドルは大きく変動すると観られるからです。

すなわち、QE2で金融緩和は終了ということになれば、

利上観測が急速に高まりドルは大幅に上昇すると思われ、

QE3の導入ということになればドルの下落が必至だからです。

この重要な状況判断は、恐らく4月のFOMCで議論され、

その後決定されるのでないかと思われます。

仮にそうだとすれば、この2ヵ月間に発表される経済指標の結果が

大きな影響を与えることは言うまでもありません。



豪ドル円は早朝に84円の水準をワンタッチしています。

ユーロ円も113円台半ば、ポンド円も昨日は135円台半ばと、

クロス円でも軒並み円安傾向が続いています。

ドル円の83円台後半は約2ヵ月ぶりですが、ポンド円の水準は5ヵ月ぶりで、

豪ドル円の84円は実に9ヵ月ぶりの水準ということになります。

円は対ドルよりも、他の高金利通貨に対する下落幅の方が大きいということは、

やはり「リスク選好」が高まっていることが背景であると同時に、

昨日も述べたように「円キャリートレード」が復活したことを表しているのかも知れません。









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