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リスク回避から円急騰。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 昨日のアジア市場から「リスク回避」の動きが強まり、
    株安、債券高の流れが加速。
  • 為替市場では安全通貨とされる、円、ドル、スイシーなどが
    買われ、値動きの荒い展開に。
  • ドル円は東京時間に格付け会社ムーディーズによる日本国債の
    ネガティブへの見直しが発表され、一時円が売られる場面があった
    ものの、中東情勢の悪化を背景に円買いが優勢となり、NYでは
    約2週間ぶりに82円台半ばまで円高が進んだ。
  • 一方、スイシーも対ドルで0.93台半ばまで急騰し、2月3日
    以来の高値圏に。
  • 豪ドルは対ドルで大幅下落。「リスク回避」の流れから対円でも
    82円台半ばと、先週の高値から約2円の下落。
  • NY株式市場は大幅下落。ダウは178ドル(1.4%)安、
    S&P500は2.1%下げ昨年8月以来最大の下げ。
  • 債券相場は大幅高。2年債入札も好調だったことや、中東情勢
    を背景に価格は大幅高、長期金利は大幅に低下。
  • 原油は大幅に上昇。前日北海ブレントが105ドル台に乗せたこともあり、
    一気に93ドル台まで上昇。金価格も大幅に上昇し1400ドル台に。
    商品価格は全般的に上昇し、銀は30年ぶりの高値に。
  • 2月消費者信頼感指数 → 70.4
  • 12月S&Pケース・シラー住宅価格指数 → -2.38%
  • 2月リッチモンド連銀製造業指数 → 25.0



本日の注目イベント


  • 日   1月貿易統計
  • 欧   トリシェ・ECB総裁、クアデン・ベルギー中銀総裁講演
  • 欧   ウェーバー独連銀総裁講演
  • 英   BOE議事録
  • 米   1月中古住宅販売件数
  • 米   ホーニング・カンザス連銀総裁講演
  • 米   プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演





リビア情勢の長期化を背景に、

昨日のアジア市場では日経平均が今年最大の下げ幅を記録。

上海総合指数もそれを上回る下げ幅を見せるなど株式市場は全面安の展開。

一方安全資産である債券は大幅高の展開でした。

予想通り、この流れは海外市場にも波及し、

NYでも株式市場は全面安となり、債券は急上昇しました。



NY株式市場が上昇し、世界の株式市場を牽引する形で進んだ「リスク選好」が、

一夜にして「リスク回避」の流れに「逆流」した感があります。

為替市場では、円やスイシーが買われ、安全資産への志向が強まり、

豪ドルなど高金利通貨は売られました。

NZランドドルも地震の影響もあり、昨年12月の水準まで急落しています。

そんな中で利上げ観測の強いユーロが堅調だったことは特筆できます。

ユ-ロは対円、対ドルで強含み、対円では113円台、対ドルでも1.36台を維持し、

市場での利上げ観測が根強いことを物語っているようです。



ドル円は先週の高値83円98銭から1円40銭ほど下げ、

NY市場では82円58銭を記録しています。

ただ、この下げは予想の範囲内で、

テクニカル的にも100日移動平均線(日足)がサポートする水準と一致しています。

また、一目均衡表の「雲」の下限もこの水準にあり下落を止めたものと思われます。

問題は今日も日経平均株価の下落が続き、「リスク回避」が強まる展開が予想される中、

ドル円がどこまで下落するのかという点です。

やはり、テクニカルで観ておくと、

「三角保ち合い」(さんかくもちあい)を上抜けした際の抵抗線がポイントになりそうです。

この抵抗線は、それまでドルの上昇を抑える形で抵抗してきましたが、

一旦上抜けを完了したことから、今度は支持線としての機能を果たします。

ドルが下落する際にはサポートすることになります。

その視点から観ると、サポートラインは丁度82円近辺に位置しています。

つまり、さらにドル売り円買いが進んだ際に、この水準で一度は下げ止まり、

その後維持されるかどうかが重要なポイントになってきそうです。

従って、下値ではNYでのドル安近辺の82円50-55、

その下は82.00近辺になりそうです。

もちろん相場は予想外の動きをしますから、中東問題がさらに拡大し、

「リスク回避」が一段と強まり、上記水準を割り込み「ドル高円安」の流れが

転換する可能性は否定できませんが・・・。



しかし、昨日の東京時間帯にも「格下げ」のニュースに円が売られる場面があったように、

円の強さも「脆弱」です。

財政赤字問題に加え、今年度予算の成立も危ぶまれている状況下で

円がいつまでも「安全資産」でいられるか疑問が残ります。

また上述のように、今月に入ってからの「リスク選好」は

米国の株高による影響が主因だったわけですが、

この株高の背景は金融緩和政策に支えられたものです。

市場にジャブジャブに余ったマネーが、企業業績の好調さや、

米景気回復基調に歩調を合わせるように株価を上昇させたものです。

米景気が急回復し、欧州の様に、

消費者物価が明らかに上昇傾向を見せるには早くともあと半年、

場合によっては来年になりそうな状況では、金余りの構図は変わりません。

「金融緩和政策」が引き締めに展開する可能性がほとんどないとすれば、

米株式市場の上昇は一進一退を繰り返しながらも継続されると予想します。



リビア問題がサウジアラビアなどを含む中東全域に拡大さるような事態にならないかぎり、

円の80円割れ水準は考えにくいと思われます。

むしろ、個人的には小沢問題で党内に亀裂が生じ、

予算案と赤字国債発行法案などの成立が衆院でもメドの立たない事態に不安を覚えます。

気のせいか、今朝の新聞の菅総理が黙想する写真の上にあった、

「袋小路」という文字が大きく映りました。










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