FC2ブログ

NYダウ大幅続落で円82円台前半に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • リビア情勢の緊迫化から、依然として「リスク回避」の流れが
    続き、円、スイシーなど安全通貨が上昇。
  • ドル円は、昨日のアジアから欧州時間にかけては82円台半ば
    でサポートされ神経質ながら小動き。NY市場では原油価格の急騰、
    株式市場の下落などを背景に円が上昇、一時82円32銭と、2月
    10日以来の円高水準に。
  • 一方、利上げ観測の強い、ユーロ、ポンドなども対ドルで上昇。
    ユーロは1.37台半ばまで買い進まれ3週間ぶりの高値に。
    また、原油高を背景にノルウェークローネも大きく上昇し、ドル全面安に。
  • BOEの議事録では、政策委員のうち3人が利上げを主張したことが
    明らかになり、利上げ期待からポンド高に繋がる。
  • NY株式市場は大幅に続落。リビアで銃撃戦が続いていることなど
    を嫌気して売りが優勢。エネルギー株を除く全てのセクターで下落し、
    ダウは107ドル安。この2日間で290ドルの大幅下落。
  • 債券相場は反落し、長期金利は小幅に上昇。5年債入札が軟調
    だったことや、原油高が米経済に悪影響を及ぼすとの懸念から
    売りものに押された。
  • 原油価格は一時2年ぶりに100ドルの大台乗せ。引けはやや売られ
    98ドル台。金価格も続伸し1410ドル台乗せ。
  • 1月中古住宅販売件数 → 536万戸(年換算)



本日の注目イベント


  • 欧   2月ユーロ圏消費者信頼感(確報値)
  • 独   第4四半期独GDP(確報値)
  • 米   1月耐久財受注
  • 米   週間失業保険申請件数
  • 米   1月新築住宅販売件数
  • 米   12月住宅価格指数
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演





リビア情勢の悪化から引き続き「リスク回避」の動きが継続されています。

首都トリポリでは銃撃戦が続き、

カダフィー大佐は反政府デモ隊とは徹底抗戦の構えを見せています。

最終的に首相を辞任したエジプトのムバラク氏とは異なり、

「最後の血の一滴」が落ちるまで戦うと言明しています。(ブルームバーグ)

「中東の暴れん坊」とはよく言ったものです。



前日に続き「リスク回避」の流れは変わらず、

昨日のアジア、欧州市場ではNY株式市場の動向が最大の焦点でしたが、

ダウは前日に続き大幅に下落しました。

一時150ドルの下落を見せ、引けは下げ幅を縮小しましたが、

結局この2日間の下落で3週間前の水準にまで戻りました。

正に「下落スピードは上昇スピードよりはるかに速い」ことを見せられたような状況でした。



今回のリビアの緊張がサウジなど中東諸国にも波及する可能性もあることから、

原油価格はさらに上げ足を速め、

NY原油先物市場では一時2年ぶりに100ドル台に乗せています。

香港在住の石油アナリストは

「リビアとアルジェリアの両方が石油生産を停止した場合、原油価格は220ドルを超える

可能性があるほか、OPECは余剰生産能力が日量210万バレルに低下する。

これは湾岸戦争の際や、2008年に147ドルを付けた時と同様の水準だ。」

とのレポートを発表しています。(ブルームバーグ)



原油価格がさらに上昇するかどうかはリビア情勢の行方次第と思われますが、

仮に今後大幅に上昇した場合、日本にとっても厳しい状況であることは明らかです。

原油の輸入量の9割近くを中東に依存してる日本は、

スエズ運河が封鎖された場合の影響は測り知れません。

一方、欧州は「北海油田」を抱えており、

米国はメキシコ湾沿いに油田を持つ「産油国」です。

さらに、米国には地域的近い南米のべネズエラやブラジルなどからの

輸入に頼ることができます。

原油価格がもう一段上昇した場合、

果たして円がこのまま安全通貨でいられるかどうかは疑問です。



NYではドル全面安が進み、ドル円は82円台前半まで下落しました。

円以外の通貨も対ドルで上昇したため、クロス円の水準は余り変わっていません。

リビア情勢がさらに緊迫化していることで、

今後のドル円ももう一段のドル安を予想する声が主流になりつつあります。

昨日も書きましたが、下値のメドは82円ちょうど辺りで、

これはこれまでのドルの反発を抑えてきた抵抗線でしたが、

現在は支持線の役割をしていることから、一旦はサポートされると観られます。

82円を割り込むとドル売りに勢いがつく可能性も否定できませんが、

サポートは81円80銭辺りと、81円10銭で、

いずれも今月の初めのドル最安値水準です。

また、ユーロとポンドが利上げ期待から対ドルで強含んでいることから、

連れ高する可能性も出て来ました。

この先ドルが下げ止まるかどうかは、もちろんリビア情勢の行方と、

今夜のNY株式市場の反応次第です。

特にNY株式市場の下落は「リスク回避」を意味することから注目したいところです。



昨日は米国の中古住宅販売件数が発表されました。

結果は3ヵ月連続で増加を示し、市場予想を超える内容でしたが

為替市場への影響はほとんどなかった模様です。

中古住宅市場では改善傾向が定着しそうな状況ですが、

依然としてそれが新築住宅へと波及していないと観られます。

新築住宅販売件数と住宅価格指数は今夜発表になります。










スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gaitameonline.blog50.fc2.com/tb.php/746-78f7e5cb

このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。