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ユーロ安からドル円一時83円台に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ユーロドルが売られるなど、市場ではドル安が進んだことで、
    ドル円もジリ高に。NYでは先週末以来の83円台乗せ
    があったものの、引けにかけては維持できず。
  • ムーディーズによるスペイン国債の格下げを受けてユーロドルは
    下落。約1週間ぶりに1.37台まで売られ、利上げ期待から買われて
    いたユーロも調整色を強める。
  • ムーディーズ・インベスターズはスペイン国債を「Aa2」に格下げ
    したと発表。今後の見通しも「ネガティブ」としたことで、もう一段の
    格下げの可能性も。
  • NY株式市場は大幅安。米経済指標の悪化や、スペイン国債格下げ、
    さらにはリビア問題がサウジアラビアにも波及との懸念から大きく売られ
    ダウは228ドル下げ、1万2千ドルの大台を割り込む。
  • 債券相場は大幅高。30年債の入札が好調だったことに加え、株安を
    受け、長期金利は3.3%台まで下落。
  • 原油価格は大幅下落。米経済指標の悪化に大きく売り込まれていたものの、
    サウジアラビアへの発砲との報道で買い戻され下げ幅を縮小し、
    前日比1.68ドル安の102ドル台で引ける。
  • 金価格も同様に反落し1412ドルと、前日比17ドル安。
  • 週間失業保険申請件数 → 39.7万件(市場予想より増加)
  • 1月貿易収支 → 463億ドルの赤字(赤字幅は拡大)



本日の注目イベント


  • 中   2月中国生産者物価指数
  • 中   2月中国鉱工業生産
  • 中   2月中国消費者物価指数
  • 欧   EU臨時首脳会議
  • 欧   メルケル・独首相講演
  • 欧   ビニスマギ・ECB専務理事講演
  • 米   2月小売売上高
  • 米   3月ミシガン大学消費者信頼感指数
  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演
  • 加   2月カナダ雇用統計





ある程度予想されていたことでしたが、スペイン国債の格下げが発表され、

ユーロが大きく下落しました。

先週末の米雇用統計発表直後に1.40台に乗せたユーロドルは、

その後も底堅く推移していましたが、ギリシャ国債の3段階引き下げに続き、

スペイン国債も格下げされたことで、

再び「南欧諸国の財政問題」が表舞台に引きだされた格好です。

このため、南欧の周辺国の国債利回りは軒並み上昇しています。



スペイン国債の格下げの理由は、同国の「カハ」と呼ばれる貯蓄銀行の多くが

不動産バブルの崩壊から「不良債権」を抱えており、

この銀行再編コストが政府の想定を上回り、政府の財政リスクを高めるというものです。

ムーディーズはまた、今後の格付け見通しも「ネガティブ」としており、

もう一段の引き下げの可能性も残しています。



ユーロは先週のトリシェECB総裁の利上げ発言から上昇傾向を強め、

対ドルで1.40台、対円でも116円まで買い進まれていました。

その後やや調整していましたが、

今後の展開は「利上げと財政問題」との綱引きと観られていましたが、

相次ぐ格下げを受けて、市場の関心がやや財政問題に移ってきた感があります。

また、利上げ観測からユーロの買い持ちポジションも膨らんでおり、

(このことはIMMの通貨先物の建て玉でも確認されていました。)

これが下落時のスピードを速めたと観られます。

テクニカルを確認しておきますと、

1月10日からのトレンドライン(日足)のサポートが1.3770近辺にあり、

現状ではちょうどこのレベルで下げ止まった状況です。

またボリンジャーバンドの拡大も一旦収まってきていることから、

1.37台を割り込む可能性は少ないと思われます。



昨日のNYでの各市場の動きはこれまでと違って相関性が観られませんでした。

引け値ベースでは原油も、金など商品市況も大幅に下落しています。

これは、中東などの混乱が一時的に収まるとの見方も背景にあり、

ドル高要因と捉えられます。

為替市場ではドル買い戻しが進んだことで相関関係は観られましたが、

一方株式市場には逆に働いています。

スペイン国債の格下げと週間失業保険申請件数が

増加したことが影響したものと思われますが、

NY株式市場は大きく売り込まれ、

ダウは1月末以来の1万2千ドルの大台を割り込んでいます。



ドル高はドル円を押し上げNY市場では一時、83円17銭まで円が売られましたが、

83円台維持には失敗しています。

依然として上値は重いと観られドルの一段の上昇は抑えられていますが、

見方を変えると下値も徐々に切り上がっています。

ここしばらくは81円50銭を割り込むイメージからは遠のいた感じもします。

利上げ観測を背景にユーロドルが1.40台を超え、

さらに上昇するようだと、ドル円も81円台を目指すとの見方もありましたが、

そのシナリオにもやや不透明感が漂い始めました。

ユーロに明確の方向感がなくなると、ドル円の先行きもより不透明感を増してきます。

それでも、日足までの短いチャートではドルの上昇傾向を示しています。

一目均衡表ではローソク足が「雲」の上で推移しており、

さらに「遅行スパン」も好転を続けています。

しかしさらに一段のドル高に転じるには、

日足のトレンドラインのある83円30-50銭を抜ける必要があります。



やはりここしばらくは、中東情勢と米経済指標を睨みながらのもみ合いが続き、

焦点の4月のFOMCの結果を待つ展開になりそうな気がします。

まだ1ヵ月以上も時間があることから、

市場は徐々に政策変更があるのかどうかを織り込んで行き、

その時にはある程度の方向性は見えて来るのではないでしょうか。



良い週末を・・・・。











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