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ポルトガルの財政問題からユーロ反落。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ポルトガル議会が政府提案の財政赤字削減策を拒否したことから、
    同国の国債が下落。長期金利が過去最高に達したことで、ユーロは
    主要通貨に対して下落。ユーロドルは一時、1.4077まで売られる。
  • ユーロ円が下落したことでドル円でも円買いが見られたが、
    ドル円の下値は限定的。80円台後半での膠着感が強まる。
  • 株式市場は反発。住宅関連の指標が悪化していたものの、資源価格の上昇
    から、資源株が相場をけん引。ダウは67ドル高。
  • 債券相場は続落。新築住宅販売件数の落ち込みを手掛かりに債券価格は下落、
    長期金利は小幅に上昇。
  • 金価格は6日続伸し、引け値での最高値を更新。
  • 原油価格もリビア情勢の長期化から上昇。ガソリンの在庫が予想を下回って
    いたことも材料に。引け値は105ドル台後半。
  • 2月新築住宅販売件数 → 25万件



本日の注目イベント


  • 日   2月貿易収支
  • 欧   EC首脳会議(3/25まで)
  • 米   週間失業保険申請件数
  • 米   2月耐久財受注





前日1.42台半ばまで買われたユーロドルが急落しています。

「利上げと南欧の財政問題との綱引き」状態が続いており、

週初までは「利上げ観測」が勝っていたものの、

昨日はポルトガルの財政問題からユーロは大きく売られました。



政府が提案した財政赤字削減案が議会で拒否されたことで、

同国のソクラテス首相が退陣するとの見方が浮上。

ポルトガル国債はこれを嫌気して売られ、金利は過去最高まで上昇し、

再び同国の財政問題が注目された格好になりました。

この結果「ポルトガルでは政権が今週崩壊する可能性が高いとみられる」(ブルームバーグ)

との見方も出てきており、ユーロ売りに繋がっています。

現在のところ来月までのポルトガルの資金調達には問題がないと観られていますが、

長期金利の上昇から、調達コストが大幅に上がることは避けられない事態になっています。

6月にも多額の国債償還を控えているポルトガルでは、

欧州金融安定基金(EFSF)に緊急融資を要請する可能性が高まってきています。

ギリシャから始まった財政問題と言う「ツナミ」は、

アイルランドを経てポルトガルにも到達しました。

今後は勢いをさらに増して、

高台に位置するスペインまで到達するかどうかと言う状況になってきました。



ドル円は80円台後半で動きません。

今週初めまでは81円30銭前後が上値のメドで、

ドル売りが集まりやすい水準だったものが、

昨日あたりの動きを観ていると81円台乗せの水準でも、

上値が重くなってきたように思えます。

微妙なバランスを保ちながら、

市場参加者は株価の動きに合わせ小刻みにポジションメイクや、

決済を行っているようです。

また、福島原発のニュースには非常に敏感で、

昨日も午後、東京、葛飾区の金町浄水場で放射能反応が検出されたというニュースに、

ドル円が一瞬売られるような展開もありました。



我々一般国民にとって「放射性ヨウ素」とか「190ベクレル」などという

専門的な言葉の持つ意味はなかなか理解できません。

その度に「すぐさま人体に影響はない」とのコメントが聞かれますが、

「放射能」とい言葉の響きは予想以上に大きな影響力を持っているように思えます。

株が下落し、原発に関する悪いニュースが報道されるたびにドル売り円買いが進みますが、

下値も介入警戒感から80円50銭を切る勢いは見られません。



昨日もユーロ圏のユンケル議長は

「必要とあれば、ECBは米国や他のG7の中銀と共に、さらなる行動をとる用意がある」

(ブルームバーグ)と述べ、今後も協調介入の可能性があることを示唆しました。

しかし問題はどの水準が介入に踏み切る水準なのかが、分からないことです。

ドル円が81円を挟む展開で、比較的落ち着いていることもありますが、

先週17日(木曜日)の協調介入以来、日銀が市場介入を行った形跡はありません。

80円を割り込む水準では、介入が行われる可能性は高いと思われますが、

80円50銭を割り込んだ場合にはどうなのか?

なかなか読めません。

分かっていることは、一定の相場水準をターゲットにしているわけではなく、

あくまでも相場の急変時には介入で臨むということです。

いわゆる「スムージングオペレーション」と言われるものです。

逆に言えば、円がゆっくりとジリ高に推移して行った場合には

介入が行われないことも考えられます。

いずれにしても、当局の介入スタンスは今後の相場展開の中で

徐々に読み取れるのでないかと観ています。



リビア情勢は多国籍軍の役割を巡ってやや足並みが乱れてきており、

米国の軍事介入姿勢が後退していると報道されています。

このため、カダフィー大佐引きいる政府軍の反撃も予想され、

リビア情勢は長期化しそうな気配です。

原油価格は引き続き上昇しており、ここしばらく110ドルを目指す展開が続きそうです。

原発事故による他の電力の確保や、復興を進めて行くうえで、

今後日本にとって大きな負担増になってくるものと思われます。









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