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ドル円約1週間ぶりに821円台半ば。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 利上げに前向きな「タカ派」として知られている、プロッサー・
    フィラデルフィア連銀総裁が金融政策変更に前向きな発言をしたことで、
    ドルは上昇。
  • ドル円も81円台に乗せ一時81円49銭まで買われ、80円台
    後半での膠着状態からようやく動き出した格好に。
  • ドルが主要通貨に対して買われた中、豪ドル、NZドルは米ドルに対して上昇。
    NZランド準備銀行総裁は、同国の景気が来年上向くとの見方を示した
    ことが材料。豪ドルは対ドルで1.0294まで買われ、変動相場制移行後の
    高値を更新。
  • 米株式市場は3日続伸。オラクルの利益見通しが予想を上回ったこと
    などが手掛かり。ダウは50ドル高となり、日本の大震災前の水準を回復。
  • 債券相場はフィラデルフィア連銀総裁の発言を受け続落。長期金利は
    3.44%台まで上昇し、ドル高に繋がる。
  • 金、原油は共に高値警戒感から反落。
  • 10-12月期GDP(確報値) → +3.1%
  • 3月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値) → 67.5



本日の注目イベント


  • 米   2月個人支出
  • 米   2月個人所得
  • 米   2月PCEデフレーター
  • 米   2月仮契約住宅販売件数
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演(アトランタ)
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演(サウスカロライナ州)
  • 米   ローゼングレン・ボストン連銀総裁フォーラムに参加(ボストン)





80円台後半から81円にかけてほとんど動かなかったドル円も、

先週末のNY市場でようやく動意を見せ始めました。

ドル円は81円台に明確に乗せ、81円半ばまでドル高が進み、

今朝のNYでのドル高値を上回った水準で取り引きされています。

ユーロドルも1.40台半ばまで下落し、オセアニア通貨を除くドル全面高の展開でした。



きっかけは、この日行われたプロッサー・フィラデルフィア連銀総裁が

NYのシンポジュームで行った講演です。

同総裁は「経済見通しが大筋で正確であるなら、

金融政策はそれほど遠くない将来に進路を反転するだろう」との見方を示し、

金融緩和政策が6月を持って終える可能性を示しました。

このため、ドル円は買われ、一時81円49銭まで上昇しています。



同総裁はもともと「タカ派」を代表する一人で、

必要以上の金融緩和は「インフレに繋がる」との警戒感を市場に発していたことから、

それほどのサプライズはなかったと思われますが、

6月に期限の来る量的緩和策第2弾(QE2)以降の金融政策が

注目されているタイミングであったことと、

その決定が行われる可能性が高い4月のFOMCも期近に迫っていることから

市場も敏感に反応したものと考えられます。

また、この日ブラード・セントルイス連銀総裁は

「今後の政策会合、特に4月の会合で量的緩和第2弾を見直し、

予定通り完遂するのがよいのか、

あるいは少し手前で止めておくのが良いか考えるのが妥当」

との発言を行っています。



4月のFOMCは来月26-27日に行われ、

政策の継続か、変更かはFRB議長も含めた「多数決で決定」されますが、

今週は連銀総裁の講演が多数予定されていることから注意が必要です。

特に今日28日には、ロックハート・アトランタ連銀総裁の講演があり、

同総裁も「タカ派」の一人と目されており、先月の講演では、

6月以降の資産購入には慎重な立場を取っていることから最も注目されます。



ドル円はようやく動き始めました。

NY株式市場は再び好調な動きを見せ、同時に米債券が売られ、

長期金利の上昇に繋がっていることが背景です。

「リスク回避」の動きにややブレイキがかかってきた模様で、新聞報道によれば、

先週も海外勢が日本の株を大幅に買い越したことも市場の安定に寄与していると言えます。

一方で、依然として福島原発は不安定な動きを続け、

昨日は2号機から通常の1000万倍濃度の放射性物質を検出したとの

ニュースが盛んに報じられていました。

また、リビア情勢の混迷も続いています。

多国籍軍による攻撃から1週間が経過しましたが、政府軍の投降は観られず、

今後の戦闘の激化は避けられない状況です。

従って、このまま「リスク回避」が後退し、

株価の上昇、債券相場の下落が続くとも思えません。

もうひと波乱も、二波乱もあると考えておくべきでしょう。



80円割れが遠のいたことは事実ですが、今週は80-83円のレンジを予想します。

先ずは81円台を固め、日銀の介入後のドル高値である81円99銭を上回り、

82円台に乗せることが必要です。

また、下値では80円台の維持はもちろんですが、

介入後一度も割り込んでいない80円50銭が維持できるかどうかが注目されます。

市場参加者の相場観も依然としてまちまちです。

特に、今週は週末に「雇用統計」がひかえていることから、

数字次第では一気にドルが買い戻されるのか、あるいは80円割れを試しに行くのか、

4月の相場の行方に大きな影響を与える可能性があります。



為替は大きな値動きが無くなったとは言え、不安定であることには変わりはありません。

ポジションは控えめにし、資金管理には万全を期すよう再度注意することが重要です。









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