FC2ブログ

ドル円83円30銭を試す展開か。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 円は主要通貨に対して大幅に続落。ドル円はアジアから
    欧州市場にかけて83円台に乗せ、83円19銭まで円安が
    進行。クロス円でも軒並み円安に振れ「円全面安」の様相。
  • 昨日の東京時間に、日経平均が大幅高となったこともあり
    ドル買いが加速。円は協調介入後のドル高値を大きく超え83円台に。
  • NY市場でもADP雇用者数が予想通りの伸びを見せたことや、
    チャレンジャー人員削減数が大幅に改善するなど、明日の雇用統計への
    改善期待からドルは堅調に推移。
  • 米株式市場は日経平均株価が大幅に上昇したことや、ADP雇用者数の
    内容を好感し続伸。ダウは71ドル高と、1万2300ドル台を回復。
    株式市場の安定がドル円でのドル高に繋がっているとの観測も。
  • 債券相場は反発。値ごろ感と、7年物入札が好調だったことが背景。
  • 金価格は5日ぶりに反発。原油は小幅に下落したが値幅も狭く、
    100-105ドル台で膠着。
  • 3月ADP雇用者数 → +20.1万人



本日の注目イベント


  • 豪   1月豪小売売上高
  • 欧   3月ユーロ圏消費者物価指数(速報値)
  • 独   3月独失業率
  • 米   週間失業保険申請件数
  • 米   3月シカゴ購買部協会景況指数
  • 米   タロール・FRB理事講演(ノースカロライナ州)
  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演





円は大幅に下落し、米ドル、ユーロ、豪ドルなど、主要通貨に対して続落しています。

ドル円は、「以外にあっさり」83円台に乗せ、

これで3月18日の協調介入後に付けたドル円の高値である81円を大きく上回り、

地震発生直後に記録した高値、83円30銭に迫る水準までドル高が進みました。

ただ、ドルはユーロ等に対してはそれ程強含んではおらず、

むしろ豪ドルに対しては売られる展開となっています。

その結果、クロス円ではドル円以上に円安傾向が強まっており、

円の弱さが際立ってきました。



特に今週に入り、欧州と米国での金融政策の変更に関するコメントが

増えてきたことが理由です。

昨日も、カンザスシティー連銀のホーニング総裁が、

「現状の米金融緩和政策を継続すればインフレや資産バブルの懸念が強まる」

との見方を示したことから、

4月のFOMCでは、6月に期限の来るQE2を打ち止めにするとの観測から

市場はドル買い円売りで反応しています。

ホーニング総裁は前日のブラード総裁と同様に「タカ派」と観られ、

追加緩和には否定的な立場を取っている一人です。



このところ連日のように金融政策の変更を促す発言が報道され、

市場もこれらの発言にすぐに反応する地合いになっています。

2008年9月15日の「100年に一度」のリーマンショックから

続いてきた「超金融緩和政策」も、

いよいよその転機に差しかかってきたことは間違いのないところです。

しかし、注意しておかなければならないのは、

FOMCで投票権を有するメンバー11人の中で、

「タカ派」と言われている上記2人の総裁は、共に今年は投票権を持っていません。

FOMCのメンバーの中で投票権を持っている「タカ派」と目されている総裁は、

ダラス連銀のフィッシャー総裁とフィラデルフィア連銀のプロッサー総裁の

2人であることを忘れてはいけません。

さらに、バーナンキ議長をはじめ、

有力なメンバーであるNY連銀総裁やシカゴ連銀総裁などは

緩和政策の変更には依然として慎重だということです。



新聞報道などでは政策変更のコメントが大きく報じられていますが、

実際に利上げに踏み切るタイミングはまだ先の話です。

特に、消費者物価指数(CPI)などの経済指標では利上げを促す数値には至っていません。

また、住宅は依然として低迷が続いており、

雇用についても「失業率」は利上げのメドとされる7%には程遠い状況です。

その意味では明日発表される「3月の雇用統計」の結果が非常に注目され、

さらにそれを受けてバーナンキ議長がどのような認識を示すのかが重要になってきます。

米金融政策の変更がにわかに脚光を浴びてきた中、

議長が慎重な見方を示すようだと再びドルが下落する可能性も否定できません。



足元では上述のように、米国の利上げ期待の高まりと、

国内の景気悪化に対する追加緩和策との政策の違いから

ドル高円安傾向がやや勢いを増してきましたが、

まだ手放しで「ドル安傾向は終わった。」というわけにはいきません。

3月17日の76円台突入は

「セリングクライマックス」であった可能性は高いと思われますが、

テクニカルでは日足の「遅行スパン」が「好転」の兆しを見せていることから、

ここから本格的に上抜けできるのかどうかの「正念場」とも言えます。

83円30銭を明確に抜け、現在83円67銭にある「200日移動平均線」を

上抜けした時には「ドルの大底を確認」と言えるのではないでしょうか。

従って、目先は明日の雇用統計に向けドル円がどこまで上昇するのか、

ドルの上値を探る展開を予想しています。



先週末に発表されたシカゴ通貨先物のポジション(3月22日時点)は

「意外にも」まだドル売り円買いのポジションでした。

約3万4千枚(約4315億円)の円買いポジションでしたが、

今週に入りドルが買われ円が大きく売られていることから、

このポジションの巻き戻しもドル円の83円台乗せに大きく関与しているものと思われ、

今週末に発表されるポジションの変化に注目しているところです。

NYの株式市場が堅調なことから、昨日も日経平均株価は大幅に上昇しました。

これもドル円を支える効果があり、株価からも目が離せません。

日経平均株価が1万円の大台を回復する時が、

ドル円も上記「200日移動平均線」を抜けてる時かも知れません。









スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gaitameonline.blog50.fc2.com/tb.php/776-460203fa

このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。