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ドル円1ヵ月半ぶりに79円台に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 商品市場の大幅な下落と、トリシェ・ECB総裁の理事会後の
    記者会見の内容などから、円とドルが急騰。
  • 前日1.49台半ばと、直近の高値を記録したばかりのユーロドルは、
    ECB理事会後のトリシェ総裁が利上げを示唆する「強い警戒」という言葉を
    使わなかったことで、6月の利上げは無いとの見方からユーロ売りが加速した。
  • ドル円も、金、原油などリスク商品が売られたことから円買いが継続。
    欧州市場で80円台を割り込み。一時1ヵ月半ぶりとなる79円57銭を記録。
    NY市場ではややドルが買い戻され80円台に乗せて取引終了。
  • 野田財務大臣は円が再び上昇したことについて「3月18日の上昇とは
    異なるものだ」との認識を示し、市場では介入警戒感が後退し円買いが進んだ
    側面も。
  • 「リスク回避」の動きが加速したことからNY台は一時200ドル近い
    下げを演じ、資金は株式市場から債券市場に。ダウは139ドル安。
  • 債券相場は続伸。安全資産として買い戻され、長期金利は6日続落。
  • 金、原油は大幅に下落。今週1570ドル台の史上最高値を記録した金は
    下げが止まらず、一気に1500ドルの大台を割り込む。原油価格も米景気回復の
    後退懸念から、約2ヵ月ぶりに100ドルの大台を割り込む。
  • 週間失業保険申請件数 → 47.4万件



本日の注目イベント


  • 日   マネタリーベース
  • 独   3月独鉱工業生産
  • 英   4月英生産者物価指数
  • 米   4月雇用統計
  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演(NY)
  • 米   イエレン・FRB副議長講演(ヘルシンキ)
  • 加   4月カナダ失業率





これまで上昇を続けていた、金、原油、そして高金利通貨が軒並み急落しました。

要因はいくつかありましたが、やはり最も大きな影響を受けたのが

トリシェ・ECB総裁の記者会見だったと思います。

同総裁は、ECB理事会で政策金利の据え置きを決めた後の記者会見で、

追加利上げは6月ではなく、7月以降であることを示唆しました。

これまで同総裁は翌月に利上げを行う場合、「強い警戒」という言葉を好んで使い、

実際に利上げに繋がった経緯があります。

この日の記者会見では「極めて厳密に監視する」という表現に留め、

市場はこれを「利上げは7月以降」と読んだようです。

実際トリシェ総裁の言い回しには今後の金融政策の行方を色濃く含んでおり、

市場では「トリシェ・コード」(トリシェの暗号)とも呼ばれているようです。



ユーロドルは前日の海外市場で1.4940まで買われ、直近の高値を更新していました。

インフレ懸念が依然強く、市場の一部には6月にも

追加利上げがあるのではないかという見方もあっただけに、

会見後ユーロ売りが加速し1.48台から一気に1.45台前半まで

約300ポイントの下落を見せました。

ユーロ下落の怖さを垣間見た格好となりましたが、シカゴの通貨先物建て玉を見ても、

ユーロ買い持ちが相当膨らんでいたことを思えば、ある程度想定されたことかもしれません。



ユーロよりも先に下落傾向を見せていたのが豪ドルです。

金価格はこの3営業日でザラ場の高値からは90ドル以上の下落を見せ、

まさに「相場は上昇より下落のスピードが圧倒的に速い」とのセオリー通りの動きでした。

商品相場と強い相関関係を持つ豪ドルは

金の下落に歩調を合わせるように売られていました。

今週月曜日に記録した史上最高値1.10台から下げ始め、

1.0536まで売られ、こちらも約500ポイントの下落です。

両通貨とも買われ続けていたことから、これで「調整入り」したものと思われます。



今後の下値のメドですが、

ユーロは急落したためテクニカルが参考になりにくい面もありますが、

1.45割れの水準が8時間足の「雲の上限」と、

1.44台割れが同じ8時間足の「120日移動平均線」がありサポートしそうです。

一方、豪ドルについてはテクニカル通りの動きとも言えます。

昨日NYでの下値は1.0536でしたが、

ここは4時間足の「200日移動平均線」の位置と「ドンピシャ」でした。

さらにこの値位置は8時間足の「雲の下限」ともほぼ一致しており、

強力なサポートレベルであったことが理解できます。



昨日の為替市場では「ドル買い戻し」の動きが活発で、

ドル円でも円安に振れてもいいのではと考えていましたが、

市場全体では「円安、ドル安」が進んでいた訳で、

この巻き戻しで「円高、ドル高」に動いたとの解釈もできそうです。

ユーロ円、豪ドル円などのクロス円が大きく下落したことで、

ドル円では「ドル売り円買い」に作用します。

また、80円割れの水準では介入警戒感もあるなか、

野田財務大臣は「今回の円の上昇は3月18日の上昇とは異なるものだ」と

発言したことで介入警戒感が後退し、円は79円台半ばまで急騰したと見られます。



ドル円は今朝のオセアニア市場では80円台前半から半ばに戻していますが、

テクニカルでは非常に重要な値位置まで来ていると思われます。

「日足」までの短期のチャートではドル売りに傾いており、

「週足」では「一目均衡表」の「遅行スパン」が丁度ローソク足にからんでおり、

再度79円の半ばまで下落すれば「逆転」が完了することが見込まれます。

「週足」で「逆転」が完了するとやや長い期間ドルの下落が見込まれることになり、

今後ドル円の反発する可能性が少なくなることから、注意が必要かと思います。



GW期間中のつかの間の出勤日です。

来週に備えゆっくり休養してください。

良い週末を・・・・・。





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