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ドル円NYで76円29銭まで下落。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • アジア市場で一時78円台まで反発したドル円は、その後上値が
    重くなりジリ安に。NY市場では76円台後半で取引されたが、経済指標の
    発表と同時にドル売りが進む。米長期債の利回りの低下もあり、ドル円は
    一時3月の最高値に迫る76円29銭まで下落。
  • その後、日系新聞社の「政府日銀が介入の準備を進めている」との報道
    からドル買い戻しが進み一気に77円台前半まで戻し引ける。
  • その他主要通貨ではドル高が進み、ユーロドルは1.41台後半まで下落。
    ユーロ円は今年3月以来の108円台まで下落し、円買いが鮮明に。
  • 株式市場はオバマ大統領が前日合意宣言をしたことから買い物を集め、
    朝方は130ドルを超える反発を見せたが、ISM製造業景況指数が
    大幅に悪化していた発表を契機に売りがかさみ引けは10ドル安と、結局
    7日続落で取引を終える。
  • 債券は大幅に続伸。前日のオバマ大統領の声明からデフォルトは
    回避できたとの見方から買い物優勢に。10年債利回りは2.7%台まで低下し
    昨年11月以来の水準に。
  • 金、原油は続落。原油価格は3週間ぶりに95ドル台まで下落。
  • 7月ISM製造業景況指数 → 50.9



本日の注目イベント


  • 豪   豪4-6月期住宅価格指数
  • 豪   豪6月住宅建設許可件数
  • 豪   RBAキャッシュターゲット
  • 日   7月マネタリーベース
  • 欧   ユーロ圏6月生産者物価指数
  • 米   6月個人所得
  • 米   6月個人支出
  • 米   6月PCEコアデフレ-ター





昨日の朝方10時前にオバマ大統領は議会指導部との間で、

連邦債務上限引き上げ問題と、財政赤字削減案について

大筋で合意したとの声明を発表しました。

この結果最悪の事態であったデフォルトは回避できたと宣言しました。

この発表を受け77円台半ばで推移していたドル円はドル買い戻しが進み

一気に78円台まで上昇しましたが、ドルの反発力はそこまでで、

その後はじり安が続き77円台半ばで東京市場の取引を終えています。

日経平均が一時200円を超す上昇を見せた割には、ドルの反発力は弱かったと言えます。



欧州市場にかけてはさらにジリ安が続き、77円台前半まで下落。

NY市場ではISM製造業景況指数が50.9と、

約2年ぶりの水準まで下落していたことを受け、

ドル円は76円29銭まで売られ3月17日の

「史上最高値」に近い水準までドル安が進みました。

昨日もこの欄で指摘しましたが、

米国債のデフォルトが回避できたとしてもドル円の上値は重く、

今後は米景気の悪化に注目が移りドル上昇を抑えることになりました。

それにしても7月のISM製造業景況指数の悪化もサプライズでした。

項目別でも、雇用指数は53.5と、先月の59.9から大幅に悪化しており、

これで先週の耐久財受注、第2四半期GDPに続き

米景気の後退を示す指標が相次いだことになります。

ここから連想されることは「ひょっとして週末の雇用統計も・・・」と考えてしまいます。

仮に雇用統計が市場予想を下回る結果になると、

FRBの追加刺激策の実施が濃厚になってきます。



今朝の経済紙では「政府、介入を準備」「日銀は追加緩和検討」との

見出しがトップで報じられています。

昨日のNYでもこの記事の電子版がドル円を約1円押し上げたものと思われます。

記事では米国も介入に理解を示し、

日本の円売り介入を容認する姿勢を見せていると報じています。

さらに「日銀による単独介入」ではなく、

日米欧の「協調介入」の可能性もあると伝えています。

背景には震災後回復基調にある企業活動が、

為替の動きによっては大きな打撃を受けることから、

これ以上の円高を防ぐことが狙いとあります。



個人的にもそろそろ介入のタイミングではないかと思っています。

3月の76円25銭を割り込むと下値のメドが立たなくなり、

さらに円高が加速することも十分考えられます。

また、最近の円高はこれまでと異なり、ややスピードが増してきており、

日銀にとっても「過度の変動」との認識を持てることから、

介入の下地は揃ってきたと見ていいと思います。



しかし「協調介入」の可能性は低いと見ています。

介入を行うなら単独よりも協調の方がより効果が高いことは実証されています。

ただ、ドル安は米国にとっては居心地がいいのは事実で

「自分の身の回りのことで精いっぱい」という状況で、

他人のことに協力する余裕はないと思われます。

そもそも極端なドル安の進行は米国の景気悪化が主因で、

QE2などの緩和策がもたらした副作用の影響が大きいからです。

焦点は市場介入でどこまでドル円が戻るのかです。

意識されるのは「80円の壁」です。

現在市場で取引されている水準からでも2円50銭ほど距離があります。

介入のタイミングあるいは規模にもよりますが、

ドル買い円売りが実施されても「2円から3円」と予想すると、

はやり80円あたりが「壁」になる可能性があると見られます。

投機筋がショートポジションを大きく縮小してくれば別ですが、

輸出の為替予約の取り遅れや、

個人投資家のロングの手じまいなどを考えるとドルの反発も限られるかと思います。

重要なことは米国サイドから「もうこれ以上のドル安は望まない」との

明確なメッセージが発せられることです。










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