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76円台での介入警戒感強まる。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 欧州時間朝方、スイス国立銀行(SNB)が緊急利下げを決めスイスフラン高
    是正を狙った措置に動いたため、ドルスイスは反発。
  • ユーロドルもつれ高し、ドル円でも市場介入との連想が働き77円35銭程度まで
    ドル高に。
  • NY市場では注目のADP雇用者数は事前予想を上回ったが、他の経済指標の
    悪化と相殺。ドル円はこの日の安値76円78銭を付けたものの、介入警戒感から
    77円を挟む水準に戻して引ける。
  • 豪ドルの下げが継続。前々日のRBA政策金利据え置きが尾を引き下げが加速。
    対ドルでは先週の高値から400ポイント下げ1.06台後半まで売られ、豪ドル円も
    82円割れを試す水準まで下落し、約5ヵ月ぶりの安値を示現。
  • 株式市場は9日ぶりに上昇。朝方は大幅安で始まったものの、マスターカードの
    好決算をきっかけに上げに転じ、ダウは29ドル高で取引を終える。
  • 債券相場は小幅に反落するも、長期金利は依然として2.6%台にとどまる。
  • 金は大幅に上昇し連日の高値更新。引けは1660ドル台に。
    原油は続落し5週間ぶりに91ドル台に。
  • 7月ADP雇用者数 → 11.4万人増
  • 7月ISM非製造業景況指数 → 52.7



本日の注目イベント


  • 欧   ECB理事会
  • 欧   トリシェECB総裁記者会見
  • 英   BOE政策金利発表
  • 米   週間失業保険申請件数





昨日の夕方スイス国立銀行は「スイスフラン高是正」に乗り出しました。

政策金利の上限を引き下げ、短期金融市場への資金供給を増やす緩和策で

スイスフラン高を是正するというものです。

スイス国立銀行は「スイスフランは大幅に過大評価されている」という声明も発表し、

スイスフラン高で国内景気に重大な影響を及ぼし始めていることを懸念し、

スイスフラン高阻止に動いたものです。



この発表と同時にスイスフランだけではなく、

ユーロ、ポンドなども対ドルで売られ「ドル高」へ振れています。

ドル円でも市場介入と追加緩和への連想が働き、

ドル高円安に振れ77円35銭程度まで値を戻しましたが、その流れは継続していません。

スイス中銀は過去にもフラン高是正に動き市場介入を繰り返しましたが、

結局フランはさらに上昇し介入した資金の評価損を抱えた経緯があります。

今回もこれでフラン上昇が止まるのかどうかは不透明ですが、

スイス大手銀行のクレディ・スイスのアナリストは

「中銀は強い決意を示した。これは象徴的な一歩で、もはや傍観者でないことを示唆した」

とのコメントを寄せていました。



さぁ、次は日銀の番です。

タイミングよく、本日から日銀金融政策決定会合が開かれます。

昨日の「経済情勢に関する検討会合」でも菅総理は「円高を注視する」と発言し、

同席した白川日銀総裁にも適切な対応を取るよう指示していました。

スイス中銀も動き、経済界、内閣からの円高是正を求める声が日増しに高まっています。

すでに周りを取り巻く環境が「日銀の市場介入」を促している状況です。

本日東京時間内に76円台半ばまでドル円が下落すれば、

介入に動く可能性はかなり高いのではないかと見ています。



今日の動きの中で、介入警戒感から円がジリ安になる展開になれば

その機会はないかもしれませんが、明日は雇用統計が控えています。

先月のように事前予想を大幅に下回る結果となり、

ドル円が急落するケースではますます介入の可能性が高まります。

さすがにNY市場での介入はないとは思いますが、

来週月曜日の東京市場での「出動」が見えてきそうです。



ドル円の上値は重く介入警戒感がありながらも77円台半ばから上方へは行きません。

77円台は「介入水準ではない」ことがここ数日の動きから

確認されていることから売り意欲が高まりますが、76円台に入ると警戒感が増してきます。

介入があった場合の効果ですが、どの水準で行われるのか、あるいはどの程度の規模か、

単独か協調かなど不確定要因が多くありますが、

概ね2円程度ではないかと言う見方が一般的です。

ちなみに3月18日の介入は79円台後半で実施され、

81円台後半までドルが押し上げられました。

その後数週間で85円台半ばまでドル高円安が実現したことから

「介入は成功」との評価があります。

もちろん介入実施から6円ほどのドル高は、介入だけによるものではなかったはずですが、

一種の「抑止力」としての効果は十分あったと言えます。



ADP雇用者数が市場予想を上回りました。

これで明日の雇用統計にもやや改善期待がもてそうですが、

ADPと雇用統計の変化は必ずしも一致しないところが不安です。

事前予想では民間部門雇用者は11万3千人の増加予想で、

失業率は前月と変わらずの9.2%と見ています。

もちろんこの数字より改善していればドル高に振れそうですが、

これでの経済指標の内容からするとあまり期待はできないと思えます。

もっとも、雇用統計は先行指標であるためこれまでの結果が

そのまま当てはまるわけではありませんが、

ドル円の水準が水準だけに注目度も高いようです。










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