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ユーロ円再び下落し110円台に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ややドル安円高が進む展開が続きながらも、76円台半ばでの膠着状況が
    継続。上にも下にも動きにくい流れが続く。
  • スイス政府がスイスフラン高抑制策を打ち出さなかったことで、
    スイスフランは対ドルだけではなく主要通貨に対して再び上昇。
  • ユーロが下落。米経指標の改善もあり、欧州委員会がイタリアに対して
    追加財政改善策を要求したことなどが背景。
    対ドルでは1.44台から1.43台に。対豪ドルに対しても下げ幅を拡大。
  • 株式市場は4日続伸。シカゴPMIと製造業受注が市場予想を超えていた
    ことでダウは53ドル高。S&P500は8日続伸。
  • 債券相場は反落。株式市場の上昇を手掛かりに売り物優勢の展開から
    長期金利は上昇。
  • 金は小幅に続伸。原油価格は小幅に反落するも88ドル台を維持。
  • ADP雇用者数 → +9.1万人
  • シカゴ購買部協会景気指数 → 56.5



本日の注目イベント


  • 豪   豪7月小売売上高
  • 豪   豪第2四半期民間設備投資
  • 中   中国8月製造業PMI
  • 中   中国HSBC8月製造業PMI
  • 独   独第2四半期GDP(確報値)
  • 英   英8月製造業PMI
  • 米   8月ISM製造業景況指数
  • 米   8月自動車販売台数
  • 米   週間失業保険申請件数





先週末のバーナンキ議長の講演以降、

追加緩和期待が高まり市場はややドル安傾向に傾いています。

ドル円もその流れを受け、昨日もNY市場では76円台半ばを

割り込みましたが結局押し戻されています。

介入警戒感があるため、

一気に76円を試しに行くような展開にはならず膠着が続いています。

さすがにこれだけ動かないと、

コメントする方としても正直材料が無く苦しんでいます・・・。



76円台半ば割れでロングを仕込み、76円台後半で決済するか、

76円台後半からショートで攻める、かと行った手法しかありません。

ドル円の値幅が見込めないことから個人投資家も比較的値動きのいい

「ユーロドル」などへシフトしている形跡もありますが、

その「ユーロドル」でさえも一時程の軽い値動きは観られません。

注意したいことは「ドル円」の感覚でトレードすると

思わぬ損を被ることになるということです。

この通貨ペアこそ「順張り」が機能するはずです。



今日から9月です。

今月は例月にも増して重要なイベントが多くあります。

今週末には雇用統計ですが、来週の米レーバーデー明けにはオバマ大統領の演説があり、

ここでの雇用対策案が今から注目されています。

オバマ大統領は昨日、ベイナー下院議長に対して9月7日に

連邦議会両院合同会議を開催するよう要請しています。

ブルームバーグが伝えるところによれば、

オバマ大統領はワシントン時間の9月7日午後8時から演説し、

雇用創出と景気テコ入れのための構想を発表する予定です。

大統領による両院合同会議での演説は通常、

年初の一般教書演説や国家的な危機のような重大局面に限られると報じています。

オバマ大統領への支持率が40%を割り込み、

来年の大統領選への危機感の現れとも言えそうですが、住宅と雇用を中心に、

一向に回復しない米景気を「国家的な危機」と見做しているとも取れます。

同大統領はこの演説の中で、

少なくとも50-100万人の雇用の拡大を図りたいとしているようです。



オバマ大統領の演説以外にも、9日からはフランスで「G7」が開催されます。

ここでは各国の財政問題が議題になりそうですが、

日本の単独介入に対する「不快感」がでる可能性もあり、相場への影響も考えられます。

また20日からはFOMCがあり、開催日が2日間に延長されたばかりで、

最も重要なイベントと言ってもいいと思います。

追加緩和が行われるのかどうか・・・。

また、行われるとしてもどのような方法で行われるのかによって

金融市場は大きく反応しそうです。



ドル円が76円台入りしてからちょうど1ヵ月が経過しました。

この間、75円95銭をつける場面もあり、

上値は今年2回目の介入で80円23銭までドルが反発する場面もありましたが、

基本的には76円台での時間帯が長かった8月でした。

この動きを見ていると「80円以下が定着」というよりも、

「76円台が定着」といった言葉の方が、

現在の相場状況を表すには的確なような気もします。



9月は例年相場が大きく動きます。

2008年のリーマンブラザーズの破たんも9月でした。

したがってドル円もこのまま76円台でちょろちょろしているとは思えません。

上記政策内容にもよりますが、もうしばらくは円高方向へのバイアスが強く、

今年3回目の介入を呼び込む展開が続くと予想しています。

124円台から始まった今回の「円高局面」もすでに4年が経過しました。

サイクル的には「そろそろ転換」してもおかしくないと思われますが、

それには「米景気底入れの兆し」が不可欠です。

残念ながら未だその兆候は、テクニカルでもファンダメンタルズでも観られません。










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