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3者会談を受けてユーロ反発。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ギリシャのパパンドレウ首相と独仏首脳との電話会談は、予想されていた
    通りギリシャがユーロ圏に留まることを確認し、ギリシャは財政赤字削減目標
    を達成する決意を表明した。
  • 会談を受け、目先信用不安が後退したため欧州株価は上昇。ユーロは対ドルで
    買い戻され1.37台後半まで反発。
  • ユーロドルが買い戻され、市場ではドル安が進んだことで円も緩やかに上昇し
    76円台半ばまで買い進まれる。
  • 格付け会社ムーディーズは仏銀大手のソシエテ・ジェネラルとクレディ・アグリコル
    の格付けを1段階引き下げると発表。BNPパリバについては格下げをせず、見直しを継続。
  • 欧州委員会のバローゾ委員長は、近くユーロ共同債の導入を提案すると発表。
  • 株価は大幅に続伸。独仏とギリシャとの会談でギリシャに対する支援体制が
    確認されたことで株価は上昇。ダウは140ドル高で1万1200ドル台を回復。
  • 債券相場は横ばい。前日比変わらずで長期金利は2%を下回る水準。
  • 金は小幅に反落し原油価格も反落し88ドル台に。
  • 8月生産者物価指数 → ±0%
  • 8月小売売上高 → ±0%



本日の注目イベント


  • 欧   ECB月例報告
  • 欧   ユーロ圏8月消費者物価指数(CPI)
  • 欧   ビニスマギ・ECB理事講演
  • 欧   トリシェ・ECB総裁講演
  • 欧   シュタルク・ECB理事講演
  • 英   英8月小売売上高
  • 米   8月消費者物価指数(CPI)
  • 米   9月NY連銀製造業景況指数
  • 米   週間失業保険申請件数
  • 米   8月鉱工業生産
  • 米   8月設備稼働率
  • 米   9月フィラデルフィア連銀景況指数
  • 米   タロール・FRB理事講演
  • 米   ラガルド・IMF専務理事講演





ギリシャのパパンドレウ首相と独仏首脳との電話会談はある程度予想された通り、

ギリシャ支援を確認することで欧州危機の不安を払しょくし、

ギリシャは公約の財政赤字削減を達成できるようさらに努力するという内容に留まりました。

予想されていた通りとは言え、市場はこの会談内容に素直に反応し、

ユーロドルが買い戻され一時1.3784まで上昇しています。

欧州株式市場も反発し、これがNY株式市場にも影響し大幅高。

全体的にリスク回避の流れがやや後退する結果になっています。



ただ、これで欧州の財政危機が解決されたわけではなく、

状況としては何も変わっていません。

依然としてギリシャのデフォルトリスクは高く、ギリシャ発の信用不安はくすぶっています。

ギリシャが計画通り財政赤字削減を達成できるかどうかは予断を許さず、

その進捗度次第では再びユーロ圏の株価、為替に大きな影響がでることになります。

そのため、今後は欧州金融安定化基金(EFSF)の増額や、

欧州共同債の創設が焦点になってきます。

この問題に関しては昨日、

欧州委員会のバローゾ委員長がユーロ圏共同債を巡る選択肢を近く提示すると表明し、

債務危機を封じ込める取り組みが必要だと語っています。



ムーディーズはフランスの大手2行の格下げを発表しました。

ソシエテは今後リスク資産の圧縮や資産売却で自己資本比率の引き上げを図る

との声明を発表していますが、今後は資本市場からの資金調達コストが上昇し、

経営にも影響がでる可能性があります。

米銀では既にバンカメが世界で3万人の人員削減を発表するなど、

世界的に金融機関のリストラが急速に進んでいますが、

今後フランス大手銀行でも同様の人員整理が行われるものと思われます。



8月の米小売売上高は前月比変わらずで、市場予想の+0.2%を下回りました。

雇用の悪化などから消費が控えられているものと見られ、

根底には失業率の高止まりが影響しているようです。

特に自動車や家具など高額品の売れ行きが落ち込み、

加えて衣料品などの売り上げも伸びていません。

来週20-21日にはFOMCが開催され、

何らかの追加緩和策が実施されるとの見方が優勢です。

先日オバマ大統領が大規模な雇用対策を発表するなど米景気の減速が鮮明なだけに、

市場はFRBにも「次の一手」を期待しています。



先週、ドル円は「潮目が変わった可能性がある」とのコメントを書きましたが、

現状ではその可能性は低く「フライング」だったようです。

一旦77円70銭までドルが反発したものの、その後は市場の注目がユーロに集中し、

昨日のようにユーロドルが買い戻されるとドル円でもドル安が進み、

円は再び「元の指定席」に戻るという展開になっています。

ポイントは76円台半ばから、さらに円高が進むかどうかという点です。

これまでと同様、この水準から下値では介入警戒感が強く、

ドル円が押し戻される展開が続いていましたが、

さらに足元では対ユーロでも円高が進んでいます。

また、株価も年初来安値を更新する日々が続いていることを考えると、

76円前後での介入の可能性は以前よりも高まっていると思われます。

下値での介入警戒感と上値の重さの引っ張り合いが続き、

まだしばらくは膠着状態と見られます。



現在「日足」では一目均衡表の「雲の下限」が78円台半ばにありますが、

1週間後には77円30-40銭あたりまで低下してきます。

このままの状態が続くと、日々の値動きを表す「ローソク足」と

先行スパンが形成する「雲」の値位置が接近します。

これまでのように「雲」に抑えられて再び円高方向に動くのか、

あるいは「雲」に入り上昇に向かう勢いを見せるのか注目したいと思いますが、

「雲」を上抜けすれば一目均衡表の創設者である細田吾一氏が言うように

「相場は均衡が崩れたときに大きく動く」可能性もでてきます。



今日9月15日はリーマンショックからちょうど3年目です。










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