FC2ブログ

ドル円海外ではやや円高に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は昨日の午前中に政府・日銀が市場介入に踏み切ったことで
    一時79円53銭まで下落。一気に4円以上「ドル高円安」に振れる。
  • 海外市場に入ると再び円を買う動きが活発となり、円はジリ高に。
    海外市場でも介入を継続するのではないかとの見方もあったが、その形跡
    もなかったことで、欧州市場では77円半ばまでドル安に振れたが、
    NYでは78円を挟みを小動き。
  • ユーロドルは介入でドル高が進んだこともあり、急落。アジアでは1.40台を
    挟む動きだったものの、ユーロ圏の失業率の悪化と、米大手金融MFグローバルの
    破たんを材料に1.38台前半まで大幅に下落。
  • 米株式市場は大幅に下落。大手金融会社のMFグローバルの破たんや、ギリシャの
    パパンドレウ首相が、新たな融資計画を国民投票で問うべきだとの認識を示したこと
    が嫌気され、ダウは276ドルの大幅安に。
  • 債券相場は株価の下落に伴い大幅に買われる。米経済指標も市場予想より
    悪化しており逃避先として債券に資金が還流。10年債利回りは2.1%台まで低下。
  • 金、原油はともに続落。ただ、原油価格の下落幅は小幅で、依然として93ドル台を
    維持。
  • 10月シカゴ購買部協会景気指数 → 58.4




本日の注目イベント


  • 日   日銀金融政策決定会合議事録要旨(10/6.7日分)
  • 豪   豪第3四半期住宅価格指数
  • 豪   RBAキャッシュターゲット
  • 中   中国10月製造業PMI
  • 中   中国10月HSBC製造業PMI
  • 欧   ドラギ氏第3代ECB総裁に就任
  • 英   英10月製造業PMI
  • 英   英7-9月期GDP
  • 米   10月ISM製造業景況指数
  • 米   10月自動車販売





昨日の朝10時25分、政府・日銀は市場介入に踏み切りました。

ドル円は75円60銭近辺から一気に78円台まで急上昇し、

一旦は77円台に戻す場面もありましたが、

そこから昼にかけては79円50銭まで「力」でドルを押し上げる格好で迫力十分でした。

約4円の円安水準への介入は政府・日銀の本気度も感じ取れる、

大規模な市場介入だったようです。

安住財務大臣は会見で「納得いくまで介入させてもらう」とまで言いきっており、

この言葉が海外市場でも継続的に介入するのではないかとの観測に

繋がったと思われます。



後場に入るとドル円は79円20銭で張り付いたまま全く動かず、

日銀が79円20銭で「ビッド」を置き、

その水準から「円高方向に行かせない」という意思を市場に示した格好でした。

介入規模も後場は「固定相場」だったことで膨らんではいないと思われますが、

前場では相当な規模に上った模様です。



しかし、海外市場に入るとドル円はジリジリと値を下げ、

「これまでの介入と同様、効果は限定的」との見方も出て、

ドル円は78円を割り込む水準まで下落、77円半ばまで円が買われました。

この水準は、昨日の介入で持ち上げられた値幅の「半値戻し」の水準であると同時に、

これまでドルの反発局面で何度も試して抜けなかった重要なポイントでもあります。

海外市場ではドルが再び下落したとは言え、

この「水準を維持できた」ことで今回の介入には一定の効果があったと言えます。



ドル円は先週まで何度も最高値を更新し、「いつ介入してもおかしくない」状況でした。

しかし、それでも動かない当局に対して市場では

ややあきらめムードも広がっていたように思います。

そんな中、介入に踏み切らせたのは昨日の早朝の円急騰劇でした。

ドル円は市場参加者の少ない時間帯を狙って、一時75円32銭まで急騰しました。

これまでは5ー10銭の値幅で最高値を更新していたものが、

一気に30銭以上も円高に振れ、

75円の「重要な節目」が見えてきたことが「当局を突き動かした」とも言えそうです。



今年3度目の介入は近いと観ていましたが、

あるとすれば当局はサプライズを伴った介入を模索しているのでは、と考えていました。

昨日の介入ではサプライズはありませんでしたが、

投機筋のポジションの偏りもかなり膨らんでいたという点では、

絶好のタイミングだったように思えます。

間もなく、米国ではFOMC、欧州では政策委員会が開催され、

さらに円高が進む可能性が取り沙汰されていました。

一旦円高に振れ75円台を割り込んだらさらに円高が急速に進む可能性があったことから、

政府・日銀は「先制攻撃」をかけたとも言えそうです。



問題はここからの相場展開です。

これまでのように、安易に円を買えばいいというわけにはいかないのではないかと思います。

政府・日銀が引き続き円高局面では介入するのかどうかが最大の焦点になります。

その意味では上記77円50銭が重要なポイントになりそうです。

この水準を割り込むと再び介入してくる可能性がありそうです。

個人的には、今回の介入スタンスはこれまでの3回の介入とは異なるものと考えています。

それはドル円の水準です。

繰り返しになりますが75円というレベルは非常に重要なレベルで、

通貨当局もここは死守したいと考えているのではないかと思えるからです。

このままドルが大きく反転する可能性は極めて少ないとは思いますが、

米経済指標の改善傾向なども考えると、

今後しばらくもみ合ってドル反発の「一つのきっかけ」であったと

振り返る日がくるのではないでしょうか。

いずれにしても当局の介入姿勢を見極めて、

同時に市場の反応も注意深く観たいと思います。



ユーロドルが予想通り下落してきました。

しかも、下落の理由も「欧州景気の悪化」と想定内の動きです。

ユーロ圏10月の消費者物価指数(CPI)は低下予想に反して9月と同じ3%でした。

また9月の失業率は10.2%と、11ヵ月ぶりの高水準です。

スペインの失業率に至っては22.6%まで上昇しています。

今後緊縮財政を余儀なくされている欧州の景気後退は、

さらに拡大していく可能性が高いと思われます。

ユーロドルは先週の高値からすでに400ポイント下落し1.38台前半です。

1.38台を割り込むと1.3760、

さらに1.3675(4時間足)あたりまで下落が見込まれそうです。












スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gaitameonline.blog50.fc2.com/tb.php/938-edd1fc32

このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。