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ユーロ週明けに窓を開けて上昇。 

ひと目で分かる昨晩の動き
欧州/NY市場


  • イタリア国債の入札不調やベルギー国債の格下げを材料に、ユーロドルは
    下げ足を速め、一時1.3213まで下落。前日の安値から100ポイント
    以上の下落を記録。

  • 「ユーロ安ドル高」が進んだことに加え、東京市場で日本の国債が売られ、
    長期金利が上昇したことで円売りを誘発。ドル円は一時77円79銭まで下落し
    円の安値圏で引ける。

  • IMFがイタリアの債務危機が悪化した場合に備え、6000億ユーロ
    (約62兆円)の支援を準備していると、イタリアのスタンパ紙が伝えたことで
    今朝のオセアニア市場ではユ-ロが大きく上昇して始まり、「窓開け」が示現。

  • 米国株は欧州債務懸念から7日続落。ダウは前日比25ドル安の1万1200ドル
    台と約1ヵ月半ぶりの安値に。

  • 債券相場は反落。前日までに金利が大幅に低下(価格は上昇)していたことから、
    利益確定の売りに押された格好。
    価格は下落し、10年債利回りは1.96%台に。
  • 金価格は小幅に続落し、原油は小反発。

本日の注目イベント

  • 欧   ユーロ圏10月M3
  • 欧   ファンロンパイ・EU大統領、バローゾ欧州委員長、オバマ大統領と会談
  • 独   独12月GFK消費者信頼感指数
  • 独   独11月消費者物価指数(確報値)
  • 米   10月新築住宅販件数

イタリアのスタンパ紙が、IMFはイタリアの債務危機が悪化した場合に備えて、
6000億ユーロ(約62兆円)の支援を準備しているとの報道に、早朝のオセアニア
市場ではユーロドルが先週末のNYクローズから約100ポイントも上昇しています。

同紙によれば、モンティ首相は計画している財政緊縮措置で同国債務への憶測をおさえる
ことができなければ、資金を利用する可能性があると伝えており、その際の金利は4-5%で、
4000億ー6000億ユーロになる公算があるとも伝えています。
この報道を受け、ユーロドルは朝方1.3340近辺まで買い戻され「窓あけ」を実現させています。

イタリアでは先週末、国債入札が不調に終わり、6ヵ月債が6.5%、2年債が7.8%と、
いずれもユーロ導入後の最高値を記録し、今後の財政運営では益々厳しさを増すと予想されます。

このため、ユーロドルは節目の1.33台を大きく割り込み1.32台前半まで下落しました。

また欧州危機はユーロ圏内だけに留まらず、ハンガリーでは格下げをきっかけに通貨が大幅安となり、
国債利回りは10%に近い水準まで売られてことで、同政府はIMFに資金支援を要請しています。

欧州債務問題の深刻化でユーロ圏をけん引するドイツ国債までも売られ、さらに周辺国の国債の
格下げも相次ぐなど、いよいよ最終章に入った感があります。
機関投資家や銀行などが欧州債券を保有しているだけで評価損が膨らむ状況に、一斉に欧州債
を手放していることも債券価格の下落に拍車をかけていると言えます。

そんな状況の中で非常に厳しい状況に陥っているのが、イタリアとスペインです。
イタリアの10年債利回りは既に7.3%に近い水準で、スペインも6.6%台と高止まり
しています。
イタリアでは週明けの本日と明日にも3年債や10年債の入札があり、スペインでも12月1日には
3年債の入札が控えており、両国国債価格の行方がユーロに大きな影響を与えるため、「今週の
最大のイベントの一つ」と考えられます。
仮に入札が不調に終わると、さらに債券が売られ、ユーロの下落に繋がります。
IMFの資金援助の可能性も決してないとは言えない状況です。

先週末のNY市場では、ドル円が77円79銭まで上昇しました。この水準はちょうど「日足」の
120日移動平均線にぶつかり頭を押さえられた格好になりましたが、120日移動平均線を
テストすること自体、10月末の介入後初めてのことになります。
介入後3-4日は78円前後で推移していましたが、この時は上値が重く「どこまで下落するのかを
テスト」している状況でしたが、今回は「上値がどこまであるのかをテスト」する動きと観られます。
先週末の債券市場で日本の国債が売られ、10年利回りが1.03%まで上昇(価格は下落)した
ことで、「日本売り」の連想が働いたことがきっかけだったようです。

ただ、日本の国債は欧州債のように海外の投資家の保有額は少なく、海外の投資家が積極的に売りに
走るという様な事態は考えにくいと思います。
問題は格下げになった場合、大量の国債を保有する日本の大手銀行が売りに回った時には利回りが
大きく跳ね上がり、ドル円でも円安が加速すると観られますが、少なくとも足元ではそのような状況
ではありません。
先週半ばあたりから「77円台が定着」してきたドル円ですが、まだ下落のリスクはあると思います。
78円台にしっかり乗せ、79円半ばを抜けるようなら「日足」でも200日移動平均線を上抜けし、
市場介入以外では今年に入ってほとんど抜けていない「雲」も抜けることになり、「ドル安反転」の
第一歩となる可能性はありますが、道のりはまだ遠いと思われます。
ドル反転には先ずは77円台キープが重要な要件となり、ここはしっかりと見極める必要があります。
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