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S&P、EFSFも格下げ方向。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 格付け会社S&Pは、欧州金融安定化基金(EFSF)の格付けを
    引き下げる可能性があると警告。欧州債務危機への懸念が広がりユーロは
    対ドルで1.34台前半から値を下げる。
  • EFSFは現在最上級の「AAA」格を保有しているが、同格をもつユーロ圏
    6ヵ国のいずれかが格下げになれば、EFSFも引き下げられる模様。
  • ドル円は77円台後半で一進一退。値幅も出ず、明日のECB理事会やEU
    首脳会議の結果を待つムードが広がる。
  • RBAは昨日、政策金利を0.25%引き下げ4.25%にすることを決定。
    先月に続き2ヵ月連続の引き下げとなる。
  • 株式市場は反発。英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙が、EUは救済基金の
    規模倍増を協議していると報じたことを好感。ダウは52ドル高の1万2150ドル
    で引ける。
  • 一方債券相場は小幅に続落。長期金利はやや上昇し2.08%台に。
  • 金は続落。原油は小幅ながら3日続伸し101ドルに乗せて引ける。




本日の注目イベント


  • 豪   豪7-9月期GDP
  • 日   10月景気動向指数
  • 独   独10月鉱工業生産
  • 独   独長期債入札(50億ユーロ)
  • 英   英10月鉱工業生産





格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、

前日のユーロ圏諸国の格下げ見通しに加え、

今度は欧州金融安定化基金(EFSF)の格付けも引き下げ方向で見直すと発表し、

これが欧州債務危機の拡大に繋がるとの懸念を拡大させています。

EFSFは、「AAA」の6ヵ国の保証が信用力になっており、

その欧州6ヵ国の格下げ見通しが前日発表されたことが

信用力の低下を招くとの見方が背景です。

このところのS&Pのアグレッシブな格付け見直しが目につきます。



今回の一連の格下げ見通しについてはさまざまな反応が観られます。

EUのユンケル議長はS&Pの決定には批判的なコメントをする一方、

ショイブレ独財務相は、今回の発表は欧州の首脳らに「約束をはたすこと、

つまり必要な決定を一つ一つ下し、世界の投資家の信頼を回復することを促すだろう」と

好意的な反応を見せています。



明日からのECB理事会での政策金利の行方や、

さらに8~9日に行われるEU首脳会議が最大のヤマバになることは

衆目の一致するところです。

可能性は低いとは思いますが、今回の首脳会議で具体的な行動が起こされないと

「欧州発の金融危機」が現実味を帯びてきます。

それは先進国、新興国を問わず世界中に大きな影響を与えることになります。

このため、ガイトナー米財務長官は首脳会議を前に欧州に飛び、

昨日はドラギECB総裁やショイブレ独財務相と会談を行っています。

ガイトナー財務長官は、独仏がEU強化の取り組みで成功することは

「非常に重要だ」と語り、米国はIMFの建設的な取り組みを支持すると表明しています。



会議の行方を決定する最も重要な立場にいるメルケル独首相は、

5日のサルコジ大統領との会談後、遅い時間に声明を発表し、

「われわれは木・金両日にユーロ圏にとって重要で避けることのできない決断を下す」

と明言。「私はかねてから、これが長い時間のかかる長期プロセスだと述べてきた。

われわれはこの道筋で前進する」と語っています。(ブルームバーグ)



RBA(オーストラリア準備銀行)は昨日、

政策金利を0.25%引き下げ4.25%にすることを決定しました。

先月に続く引き下げですが、リーマンショック後先進国の中では

最初に政策金利引き上げに動いたこともあり、

常に先手を打ち素早く行動する姿勢は評価されます。

スティーブンスRBA総裁は、欧州危機の拡大で

世界的な景気後退が見込まれることに言及しています。

2ヵ月連続で引き下げを決めたものの、

日米などと比較してもまだ十分引き下げ余地を残しており、

金融政策の自由度が確保されていることから今後も機動的に対応してくるものと思います。

利下げ後豪ドルは対ドル、対円でも下落しましたが、

今朝はその下げ分を吸収して推移していることを考えると、

今後も堅調に動くことが予想されます。

対円では80円台では売りに押される展開ですが、

ユーロが落ち着きを取り戻してくれば上値が狙えると思われます。



本日は昨日にも増して動きにくい展開が予想されます。

ドル円だけでなく、さすがのユーロドルも動きにくい展開でしょう。

ECB理事会とEU首脳会議を控え、

欧州時間ではこれらに関連するニュースが入ってきやすい状況です。

全てが欧州危機収束に向けて動いているはずです。

問題は具体的な行動で合意できるかどうかです。

生半可の合意では失望感からユーロ売りが加速することも十分認識されているはずです。

ポジションは縮小しておくか、様子をみることも必要です。












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