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ユーロドル1.30割れ目前まで急落。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ユーロドルが下げ足を早め大幅に続落。
    メルケル独首相が欧州安定メカニズム(ESM)の資金規模の
    上限引き上げに関して否定的な見方を示したことが伝わりユーロ売りが
    加速。ユーロドルは1.30の大台割れ目前まで、ユーロ円も
    101円台半ばまで売られる。
  • FOMCでは市場予想通り追加緩和はなく、ツイストオペの継続が
    確認された。声明では米国景気は拡大していると指摘。
  • 「ドル高ユ-ロ安」が進んだことで、ドル円でも緩やかなドル高に振れた
    ものの、78円台乗せが一杯。このためクロス円は軒並み円高方向で推移。
  • 株価はFOMCで追加緩和に触れなかったことで続落。欧州危機への
    懸念が依然として拭えないこともありダウは66ドル安。
  • 債券相場は堅調。株安と小売売上高に反応し、10年債利回りは1.96%
    台まで低下。
  • 金は小幅に下落。原油価格はホルムズ海峡での緊張の報道などから大幅に買われ
    再び100ドル台に。
  • 11月小売売上高 → +0.2%



本日の注目イベント


  • 豪   豪12月ウエストパック消費者信頼感指数
  • 豪   バッテリーノ・RBA副総裁講演
  • 日   10月鉱工業生産(確報)
  • 欧   10月ユーロ圏鉱工業生産
  • 欧   OPEC総会(ウイーン)
  • 独   バイトマン・独連銀総裁講演
  • 独   ショイブレ・独財務相講演
  • 英   英11月失業率
  • 英   キャメロン首相、下院で質疑応答
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演





ユーロの下落が止まらず、ユーロドルの1.30割れ、

ユーロ円の100円割れも視野に入ってきた様です。

ドイツの景況感が予想を上回ったことや、

スペイン国債の入札が好調だったことなどを背景にユーロドルは買い戻される場面も

ありましたが、欧州安定メカニズム(ESM)の資金規模の上限を変更することはない

とのコメントをきっかけにユーロが急落しました。

メルケル首相は、欧州の恒久的救済基金である欧州安定メカニズム(ESM)の規模は

5000億ユーロ(約51兆円)を上限とする計画に変更はないと、

自身率いる連立政権の議員らに伝えたと、ブルームバーグは報じています。



ファンロンパイEU大統領は、ESMの上限拡大を議会で審議したいとの意向を示しており、

この計画に水を差した格好になっています。

先週末でEU首脳会議が終わり、市場はそこから効果的で、

即効性のある対策が出てくるのではとの期待もあり、ユーロドルはその間、

やや小康状態を保ってきましたが結局期待外れに終わり、

ユーロ反発に期待をしていた向きは損出覚悟で手放し、

ユーロに対して弱気の向きはさらに売りを進めたといった状況です。



ユーロドルは1.30台前半まで下落し、今年1月以来の水準です。

今年1月が底値のユ-ロドルはその後2度にわたる利上げから

1.49台まで反発しましたが、

その後の混乱を経て約1年をかけ元の位置に戻ってきました。

「週足」のチャートでも既に「逆転」は始まっており、

さらに下落する可能性が高いと言わざるを得ません。

1.30を割り込んだ場合には、先ず1月の安値1.28程度が意識されます。

また、ユーロ圏では景気後退がさらに進みそうで、

ECBが追加利下げに踏み切る可能性も高まっています。

利下げは、これもユーロ売りに繋がり目先は

ユーロを買う理由を見つけるのが難しい状況です。



米FOMCでは政策変更はなく、一部で期待されていた追加緩和も見送られました。

声明では、世界の成長に一部明らかな減速が見られるものの、

米経済は緩やかに拡大しているとし、

欧州での危機拡大が今後の下振れリスクであることを示唆しています。

また、労働市場の全体的な状況が幾分回復している一方で、

失業率は依然として高いと指摘しており、

長期におけるインフレ期待は安定しているとしています。



声明文はこのところの米経済指標の改善傾向を反映した形で作成されており、

差し迫った景気刺激策の導入は必要ないとの認識です。

ただ、上述のように欧州での債務問題が世界的な景気下振れを

引き起こすリスクを抱えているため、FRBは追加緩和第3弾(QE3)は

封印し温存しておきたいとの考えもありそうです。

今後は緩やかながら徐々に景気回復を進めて行く米国と、

緊縮財政を粛々と進めれば進めるほど

さらに景気を悪化させる欧州との構図が鮮明になりそうな気配です。

そのため緩やかなドル高、ユ-ロ安、

あるいはドル円でも緩やかな円安が起こるのかどうか、

そろそろ来年の相場を占う時期になっていますが、

残り2週間程度の動きを探りながら自分の中でも

「相場観」を作り上げていきたいと思います。



ドル円は一時78円台に乗せる場面もありましたが、依然として上値も限らせそうです。

ただ、注意したいのは今週月曜日にも触れましたが「日足」のローソク足では

「三角保ち合い」(さんかくもちあい)を上抜けした可能性があります。

78円台を維持できれば徐々にドル買い戻しが

起こる可能性もあることを記憶しておきたいと思います。

現在サポートは77円60-70銭辺りと観られますので、

この水準を下抜けしてしまえば再び77-78円のレンジ相場ということになりますが、

現在はそのレンジの上値を試している状況です。

今後さらにユーロドルが下落するとすれば、

ドル円の下値も徐々に固まってくるかもしれません。

その場合でも円の下落スピードはかなり緩慢になることから、

ユーロ円などのクロス円も下落圧力が強いと予想しています。













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