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ユーロ再び急落。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ユーロが再び下落。イタリアの最大手行ウニクレディトが資本増強の必要

    があるなど、域内の債務危機がさらに悪化するとの見方からユーロドルは売られ

    一時1.29台を割り込むなど、アジア市場の水準から150ポイントほど下げる。

  • ドル円は76円70銭を中心に値動きが無かったことから、ユーロ円も

    再び99円ちょうどまで下落。

  • 独仏伊の首脳は危機対応について、6日から順次会談を行うことを発表。

  • 株式市場は前日比小幅高。好調な自動車販売が好材料となりダウは

    21ドル高で引ける。

  • 債券相場は続落。製造業受注が4ヵ月振りの大場高を示したことなどから

    30年債を中心に下落。

  • 金は小幅に続伸。原油価格もEUがイランからの原油輸入を禁止したことを反映し、

    一時103ドル台後半まで買われる。




本日の注目イベント


  • 豪   11月豪貿易収支

  • 日   12月マネタリー・ベース

  • 中   12月中国HSBCサービス業PMI

  • 欧   11月ユーロ圏生産者物価指数(PPI)

  • 欧   仏・長期国債入札

  • 米   12月ADP雇用者数

  • 米   週間失業保険申請件数

  • 米   12月ISM非製造業景況指数



ユーロが再び大きく下落し昨年末の水準を示現しています。

イタリア最大手銀行ウニクレディトがさらなる増資の必要性が高まったことを明らかにした

ことを受け、ユーロドルは1.30台半ばから、一時は1.29台を割り込む水準まで下落。

市場はユーロの「悪材料」には非常に敏感になっていることを如実に反映していること

が伺えます。

ユーロドルは先月29日にも1.28台半ばまで下落し、その後反発していることからさす

がに1.28台では買い戻しも見られますが、欧州債務危機問題の先行きを考えると上

値は重く、今後の債券相場の行方を確かめながら売られる展開が

予想されます。

その意味では、今夜のフランス国債の入札に注目が集まりそうです。



ユ-ロは対円でも下落し、再び99円台割れ目前までの下落を見せました。

ユーロドルでは「ドル高」が進んだものの、ドル円ではドル買い戻しが進まずほぼ同水準

で推移したことが背景ですが、昨日は豪ドルも

対ドルでは堅調で、結局ユーロだけが売られる展開となり、その結果ユーロオージーは

1.25台半ばまで下落し最安値を更新しています。

独仏伊の3首脳は明日から会談を順次行うことを発表しました。

昨年12月のEC首脳会議で合意した財政規律について協議するものと見られますが、

これまでと同様、欧州債務問題解決への突破口は見いだせるとも思えません。

ドイツの大幅譲歩以外に即効性のある「特効薬」は無いことに変わりはありません。

ユーログループのユンケル議長(ルクセンブルク首相兼国庫相)はドイツのラジオ局

NDRに対し「ギリシャならびにユ-ロ圏全体にとって、ドラクマへの回帰は選択肢に

ない。ギリシャ政府はこうしたシナリオを真剣に検討していないことを昨日確認した」

と述べ、ギリシャ救済は依然として可能だとの見方を示しています(ブルームバーグ)。


市場はユーロを中心に動いています。しかし、明日は米雇用統計の発表があり、

本日にはその前哨戦のADP雇用者数の発表もあります。

水準を違えても、再び膠着状態を見せているドル円ですが、そろそろ米国サイドの材

料で動く可能性もあります。

短期的な動きを示す「1時間足」では、76円75-80銭に一目均衡表の「雲」があり、

かなりの厚さを見せています。

当面はこの「雲」に上値を抑えられそうですが、77円20銭レベルまで上昇すれば雲

抜けを完了し、上昇も期待できそうですが雇用統計がそのきっかけになるのかどうかと

言ったところです。

現在、12月の雇用統計の市場予想は、失業率8.7%、非農業部門雇用者数は

15万人の増加です。昨年10月からは雇用も緩やかに回復しており、今回もやや期

待が持てそうです。


一方下値のメドは76円半ばと見ています。

この水準は昨年11月18日にもテストをし押し戻された水準です。

ここを割り込むと75円台が現実的になってくると見ています。
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