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ユーロ円早朝に97円28銭。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 米12月の雇用統計が市場予想を大幅に上回ったことでドル買いが

    優勢となり、ドル円は77円34銭まで反発。しかし、上値の重さは変わらず

    その後NY連銀総裁の、FOMCが一段の緩和措置を取る可能性に触れたことに

    反応し77円ちょうどまで下落。

  • ユーロドルは依然として反発のきっかけをつかめず続落。一時1.27台を

    割り込む水準まで売られ、対円でも97円台後半と、約11年ぶりの安値に。

  • 株式市場はまちまち。雇用統計の改善にも上昇は限定的でダウは小幅に下落し、

    ナスダックは小幅に上昇。

  • 債券相場はNY連銀総裁の緩和発言に上昇。10年債利回りは小幅に低下し、

    1.96%台に。

  • 金、原油はともに下落。

  • 12月失業率 → 8.5%

  • 12月非農業部門雇用者数 → 20万人増加




本日の注目イベント


  • 豪   豪11月小売売上高

  • 日   東京市場休場(成人の日)

  • 欧   独11月貿易収支

  • 欧   独11月鉱工業生産

  • 欧   メルケル首相、サルコジ大統領と会談(ベルリン)

  • 欧   メルケル首相講演

  • 米   11月消費者信用残高

  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演

  • 加   カナダ11月住宅建設許可



ユーロの下落が止まりません。

昨年末以来ほぼ連日売られており、対ドルでは約1年4ヵ月ぶりの水準を記録し、

対円でも実に11年ぶりに97円台後半まで売られています。

週明けの9日早朝にも一時、97円30銭前後まで下落しており、ドル円では「円

買いドル売り」、ユーロドルでは「ユーロ売りドル買い」が進み下げ足を速めてい

る状況です。


先週末から始まった仏伊の首脳会談でも昨年12月に合意した財政規律を遵守

することを確認した程度に留まっており、今後行われる独仏あるいは独伊首脳会

談でもユーロ下落を止められるような会談内容になるとも思えません。

本日メルケル首相とサルコジ大統領がベルリンで会談する予定です。

ユーロドルは1.25を目指し、ユーロ円は95円程度を目指す展開になる可能性

が高いと考えておくべきでしょう。メルケル首相が歩み寄る以外にユーロ売りは

止まらないと見られます。



先週末には、1月3日現在のシカゴ先物市場の建て玉が発表されましたが、ネット

のユーロショートポジションはさらに増加しており約13万9千枚の売り持ちでした。

この枚数は過去最高で、投機筋は一段のユーロ下落を予想していることを表して

います。

ただ、さすがに売り持ちのポジションは偏り過ぎているとの印象です。

下落基調に変わりはありませんが、ここからの突っ込み売りには十分注意しておき

たいと思います。

米雇用市場の改善傾向がさらに強まっています。

先週のADP雇用者数にはやや驚かされましたが、週末の非農業部門雇用者数も

20万人の増加と、昨年春の水準まで回復しています。

ただ、ADP雇用者数の急伸で、非農業部門雇用者数もある程度上ぶれるのではと

の予想があったためドル円は77円台前半で上値を抑えられた格好になっています。

ユーロ円の一段の下落を見込んだ根強いユーロ円の売りがドル円の上値を抑えて

いるとも言えますが、今後米景気が緩やかな回復基調をたどるシナリオを描くことが

できるとすれば、ドル円の下落も限定的と予想しています。

足元のメドは76円30-50銭と考えていますが、75円台があるとすれば一旦拾おく

水準ではないかと思います。



ダドリー・NY連銀総裁は、FOMCでさらなる追加緩和の可能性について触れてい

ますが、同じように、デューク・FRB理事も講演で「米景気は緩やかに回復しているが、

さらなる失業率の低下については、道のりは平たんではないだろう」と見方を示し、

ラスキン理事もFRBは適切な措置を講じているとの判断を示しています。

今後急速に米景気が回復する可能性は低く、FRBは「追加緩和」を実施することに前

向きと見られます。

次回FOMCは今月24ー25日に行われ、今回からFOMCの透明性を高めることから、

金融政策の変更のメドについても見通しを公表することになっています。


先週の独仏の国債入札は一応成功しましたが、今週は「本命」であるイタリアとスペイン

の入札が予定されています。

スペインは12日、イタリアは12日と13日に入札があり、ユ-ロの水準が水準だけに、

さらに市場の注目を集めるものと見られます。

ユーロ円は95円を目指す展開ですが、その前に2000年12月記録した96円15銭が

意識されます。

一方上値は100円が徐々に遠くなりつつありますが、このあたりが反発の限界と思われます。
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