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FOMC低金利政策をさらに継続。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • アジア市場での流れを受け、ドル円は上昇し一時78円28銭まで
    反発したものの、FOMC声明文を受け反落。77円半ばまで売られ、
    77円70銭近辺で引ける。
  • ユーロドルも欧州市場ではドル高の流れから売られ、1.29台半ば
    まで下落したものの、FOMC声明文をきっかけに反発。1.31台まで
    上昇し、約1ヵ月ぶりの高値に。
  • 豪ドルもユーロ同様反発。豪ドル円は約3ヵ月ぶりに82円台半ばを記録。
  • FOMC声明文では、これまで政策金利の引き上げ時期については2013年
    半ばとしていたものを、「少なくとも2014年後半まで」としたことでドル売りが
    加速。
  • 株式市場は軟調に推移していたが、上記声明文をきっかけに上昇に転じ、
    ダウは83ドル高の1万2750ドル台で引け、昨年5月以来の高値を記録。
  • 政策金利引き上げ時期が延長されたことで債券相場は急騰。10年債利回りは
    2%を割り込む。
  • 金は大幅に続伸し1700ドル台を回復。原油価格も小幅ながら続伸。
  • 11月住宅価格指数 → +1.0%
  • 12月仮契約住宅販売指数 → -3.5%





本日の注目イベント


  • 豪   シドニー市場休場(オーストラリアデー)
  • 独   独2月GFK消費者信頼感調査
  • 欧   イタリア国債入札
  • 米   12月シカゴ連銀全米活動指数
  • 米   12月耐久財受注
  • 米   12月景気先行指標総合指数
  • 米   週間失業保険申請件数
  • 米   12月新築住宅販売件数
  • 米   1月カンザスシティ連銀製造業指数





注目された今回のFOMC声明文では、

異例の低金利は「少なくとも2014年後半まで」据え置かれることが判明。

声明文は「委員会は非常に緩和的な金融政策スタンスを維持する方針だ」とし、

「低レベルでの資源活用と中期的には落ち着いたインフレ見通しを含む経済状況が、

少なくとも2014年遅くまではFF(フェデラルファンド)金利の異例な低水準を

正当化する可能性が高い」と述べています。



昨年には現在の低金利は「2013年半ばまで維持」されることが確認されていましたが、

今回のFOMCではさらに低金利が長期間にわたり維持されることになったことで、

各金融市場に大きな影響を与えています。

ドル円は一時78円28銭まで上昇し、

非常に重要な78銭30-40銭の水準を試す手前までドルが買い戻されましたが、

FOMC声明文を受け77円台半ばまで急激に押し戻されました。

上記水準を完全に上抜けすれば、ドル円のもう一段の上昇も期待できましたが、

やはり市場参加者はこの水準を意識していたようで、

「一旦はドルを売っておこう」という動きも多かったように思います。

低金利の継続は日米金利差の縮小に繋がり、ドル売り材料と捉えられたことになります。



上記水準はテクニカル的にも重要で、

「日足」の200日移動平均線がこの位置にあり、上値を抑えています。

従って、この水準が抜ければ「ドル高への転換」の、

最初の一歩と考えることもできそうな重要な水準でした。

ドル円は77円半ばまでは押し戻されましたが、

それでも下値では重要なサポートである77円50銭を割り込んではいません。

78円台が再び重くなる懸念はありますが、

上記77円50銭を下回らない限り78円台を再度トライする可能性はあると思われます。

もしその水準を下回るような展開になると、

77-78円のレンジでもみ合うことになりそうです。



今回のFOMCで現行の低金利政策がさらに長期間継続されることから、

株式市場にとっては好材料となり株価を押し上げており、

債券市場ではこれもプラス材料となり価格が上昇しています。

一方ドルにとっては、マイナス材料となりドル売りで反応しています。

結局、政策金利の長期間にわたる据え置きを決めたことで、

「金融緩和」を実施したと同じような効果がでたと言えそうです。

しかしそれでもバーナンキ議長は「インフレ率が目標を下回り、

失業率が極めて緩慢なペースで低下する状況が続く場合は、

われわれの枠組みの論理に従えば、追加措置の方法を探るべきだということになる」と

述べており、「QE3」の可能性を排除しませんでした。

今後さらに個人消費支出と失業率には注目していかなければならない状況です。



ユーロ円は102円目前まで買い戻されています。

底値から約5円戻したことになりますが、

今後さらに上昇しても102円半ばから後半くらいの水準が一杯ではないかと観ています。

「8時間足」から「日足」ではそのレベルからは抵抗しそうなシグナルが多くあることと、

欧州債務問題はひとまず小休止している状況で、劇的に改善するとも思えないからです。

また、ギリシャの債務減免交渉の行方も気になるところです。

仮にIMFが資金増強を行いセ-フティネットが構築されても、

欧州の景気減速は避けられない状況です。

財政状況だけではなく、景気というマクロの面からもユーロの先行きは

依然として暗雲が立ち込めていると考えています。












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