ドル円10日ぶりに113円割れを試す 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は米税制改革案を巡る不透明感が増したことで反落。

    113円09銭まで売られたが、113円割れは回避。

  • ドル安の流れが進んだことから、ユーロドルは1.1655まで

    反発。

  • 株式市場は反落。法人税減税が2019年にずれ込む可能性が

    高まったことで売りが優勢となった、ダウは101ドル下落し、今回の

    上昇曲面では久しぶりの100ドル超えの下落となった。

  • 債券相場は小幅に下落し、長期金利は2.34%台へ上昇。

  • 金は続伸し、原油価格は反発。


  • 新規失業保険申請件数 → 23.9万件

    本日の注目イベント

  • 豪   豪第3四半期金融政策報告

  • 英   英9月鉱工業生産

  • 英   英9月貿易収支

  • 米   11月ミシガン大学消費者マインド(速報値)

  • 米   10月財政収支 

    ドル円はNY市場で113円割れ目前まで下落しました。米下院歳入委員会が

    共和党の税制改革案を可決したことで法人税減税が2019年まで先送りされ

    る見込みとなったことが響いた格好でした。採決は24対16で可決され、同

    法案は来週下院で可決される見込みです。

    ドル円は約10日ぶりとなる113円09銭までドル安が進みましたが、米

    長期金利

    が小幅ながら上昇に転じたことで、113円40銭前後まで反発してNYでの

    取引を終えています。

    なかなか114円台が安定しない展開が続いており、昨日の東京市場でも

    株価の上昇に伴って114円台に乗せる場面もありましたが、114円台定着

    には失敗しています。

    昨日の東京時間でのドル円の動きは、久しぶりに株価との連動性を強めたもの

    でした。朝方から株価の上昇が続き、午後早い時間には前日比468円高の大

    幅高を見せたため、ドル円も114円06銭まで上昇しました。

    その後株価が急落し、マイナス400円程度まで下げると、113円台半ばま

    でドルが売られ、株価との相関が強まりました。

    NYでもダウが100ドルを超える下落を見せたことで、ドル円は113円0

    9銭まで売られましたが、113円割れは回避されています。

    本日の日本株も神経質な展開が予想されますが、連日の上昇で利益確定の売り

    も出やすい地合いかと思われます。どちらかと言えば、NYの動きに追随して

    上値の重い展開かと思いますが、その際にはやはり、113円前後が目先のサ

    ポートになると予想しています。

    テクニカルを見ると、「日足」ではMACDがデッドクロスを見せており、ド

    ルの軟調な動きを示唆しています。

    下値のメドは一目の「基準線」のある113円15銭前後と、「8時間足」の

    雲の下限である、113円前後、さらにはその下の「120日線」が示す11

    2円95銭前後ということになり、全体的には113円台が維持されるかどう

    かが重要だということです。

    ドル円は株価の上昇にはなかなか反応しにくく、株高の割にはドル高が進まな

    い動きでしたが、株価の急落には素直に反応する傾向があります。

    従って、この先株価が再び底堅い動きを見せ、上値を追えるのかどうかがポイ

    ントの一つになってこようかと思います。週末ということで、一旦利益を手仕

    舞うという流れになると、ドルの下値を試す動きが予想されます。

    本日の予想レンジは112円80銭~113円80銭程度とみます。


  • ドル円113円台で一進一退 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • 材料不足の中、ドル円は朝方113円40銭前後まで下落。

    その後は米長期金利の上昇に反応し、113円90銭まで値を戻す。

  • ユーロドルは1.16台を回復する場面もあったが続かず、

    1.15台後半まで押し戻される。

  • 株式市場は小幅ながら続伸。テクノロジー株が上昇し、銀行株は

    安い。ダウは7ドル上昇し、小幅ながら連日の最高値更新。

  • 債券相場は小幅に反落。長期金利は小幅に上昇し、2.33%台

    を回復。

  • 金は反発。原油価格は続落したが、一時58ドル台に迫るなど

    乱高下し、56ドル81セントで引ける。

    本日の注目イベント

  • 日   9月国際収支

  • 日 10月景気ウオッチャー調査

  • 中   中国 10月消費者物価指数

  • 中   中国 10月生産者物価指数

  • 独   独9月貿易収支

  • 欧   ECB経済報告

  • 英   英9月鉱工業生産

  • 米   新規失業保険申請件数
    -  

    ドル円は経済指標もなく材料不足の中、昨日のこの欄でも書いたように、レンジ

    相場を抜けきれない展開が続いています。米長期金利の低下傾向に伴い、やや上

    値の重くなったドル円は、昨日のNYでは朝方に113円40銭前後までドル売

    りが進みましたが、そこから緩やかに反発しています。

    ドル円は113円90銭までは反発しており、昨日の東京時間と同じ水準に戻っ

    ていますが、米議会で税制改革を巡る動きが不透明であることが相場の方向性を

    分かりにくくしている面があります。

    昨日、減税の実施は1年遅れるとの報道がありましたが、共和党のコーニン院内

    幹事は昨日記者団に、明日の東部時間午前11時30分に党部会の上院案の説明

    があると述べており、ムニューシン財務長官も「法人税率は来年のスタートを強

    く希望する。長く待てばその分、米経済にとってよくない」と述べています。

    (ブルームバーグ)

    米法人税は20%前後に落ち着くと見られていますが、問題は財源だと財務長官

    も語っています。

    今週は、本日も含め重要な経済指標の発表もなく、材料不足の感は否めません。

    好調な米株式市場も、これまでのような力強い上昇力に勢いはなくなってきた印

    象です。NYダウは今週に入って3日続伸してはいますが、その間の上昇はわず

    か24ドル程度に留まっており、連日一桁の上昇額に留まっています。

    これまでの上昇ピッチにやや陰り出てきたと見られますが、調整局面があるかど

    うかに注目しています。

    今朝の経済紙に、個人投資家のドル円のネットポジションが「ショート」に傾い

    ており、これが昨日の様にドルが下落しても買い支えになっていると報じていま

    す。当社の11月1日時点でのポジションを見ても、同じ傾向です。

    買いの9.21億ドルに対して、売りが9.63億ドルとなっており、ネットで

    42百万ドルのショートになっています。ただこの額はFX会社全体でもたいし

    た金額ではなく、ドル下落時の支えになるとも思えません。

    このところの相場つきから言えば、個人投資家の「逆張り傾向」は必ずしも損に

    つながるとは言えません。

    本日のレンジは113円30銭~114円20銭程度を予想します。


  • ユ-ロドル7月以来となる1.15台半ばへ下落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • 日本株の大幅高を背景にドル円は114円台を回復し、欧州時間には

    114円34銭まで上昇。NYでは長期金利の低下を手掛かりにドルが徐々に

    下落。113円82銭まで売られた後、114円近辺まで戻して引ける。

  • ユーロドルは終始軟調に推移し、この日は1.16台には届かず。

    一時は1.15台半ばまで売られ、7月20日以来の安値をつける。

  • 株式市場はまちまち。金融株が売られたがダウは8ドル高。

    一方ナスダックは18ポイント下げた。市場は財政政策に焦点を

    移している。

  • 債券相場は小動き。材料もない中小幅に買われ、長期金利は

    2.31%台へとやや低下。

  • 金は反落。原油価格は利喰いの売りに押され4日ぶりに下落。

  • 9月消費者信用残高 → 208.3億ドル


    本日の注目イベント

  • 中   中国 10月貿易収支

  • 加   カナダ10月住宅着工件数

  • 加   カナダ9月建設許可件数
     

    ドル円は再び114円台を回復し、前日の下げを埋めたものの、米金利の低下

    から114円台維持はかなわず、113円台後半で引けています。

    商品相場が下落し、原油価格も反落したことで資源国通貨に売りが出たものの、

    市場は引き続き税制改革の行方と、トランプ大統領のツイートに注目している

    ようです。

    そのトランプ大統領は昨日、韓国の文大統領と会談し、共同記者会見に臨みま

    した。これまでの北朝鮮に対する強硬な態度を軟化させる姿勢を見せました。

    「北朝鮮が交渉の席に合意することは理にかなっているし、北朝鮮国民と全世

    界の市民にとってよいことだと強く信じている」と語っています。

    また、「動きが見られるが、何が起こっているか見守ろう」とも述べています。

    (ブルームバーグ)これまで、北朝鮮の金委員長との交渉は時間の無駄とも述

    べていたトランプ大統領は、姿勢を大きく軟化させ、金政権との関与も排除し

    ない姿勢を見せました。

    ドル円は114円台では押し戻される展開が続いており、一気に115円を抜

    ける勢いはありませんが、足元の動きは113円台を固めているものと思われ

    ます。米長期金利も2.46%台まで上昇した後はやや軟調な展開となってお

    り、金利面からの支援はありません。

    その割には底堅い動きを見せていると言ってもいいと思います。

    ただここから一段のドル高を見るには、米金利の上昇は欠かせず、日米株価の

    上昇だけでは十分とは言えません。

    米国では良好な経済指標が確認されており、今後個人消費などが伸びてくれば、

    足元の原油価格の上昇もあり、インフレ率も緩やかに上昇してくるものと思わ

    れます。

    その結果2018年の利上げ観測も、FRBの金利水準見通しに合致してくる

    可能性が高まり、ひいてはドル高をサポートするのではないかと予想していま

    す。

    もっとも、まだ手放しで相場観をドル高にシフトしていい状況でもありません。

    何かのきっかけで113円を割り込み、112円程度までの円高局面もあるか

    もしれません。さすがに9月に記録した107円32銭を割り込むことは、年

    内残りひと月半ではないと思われますが、114円を挟んでもみ合いが続くと

    予想されるため、113円台半ば前後から下方でロングを仕込み、114円台

    で手放すなど、小まめに回転させる手法が有効かと思われます。

    114円台が定着するにはまだ時間がかかるということです。

    本日のレンジは113円20銭~114円20銭程度を予想します。


  • ドル円114円台後半から反落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は114円台を維持できず反落。東京タイムに114円73銭まで

    ドル高が進んだものの、海外市場に入ると緩やかに下落し、NYでは

    長期金利の低下を材料に113円70銭まで売られる。

  • ユーロドルは小動き。1.15台では底堅い動きを見せるものの、

    徐々に上値を切り下げる展開。

  • 株式市場は小幅ながら上昇。通信株が軟調だったが、

    主要指数は揃って上昇し最高値を更新。

  • 債券相場は特段材料がない中小幅に上昇。長期金利は2.31%台

    へと低下。

  • ドルが下落したことで金は反発。原油価格は続伸し、2年4カ月ぶり

    となる57ドル台前半で取引を終える。サウジの内政の混乱や減産強化

    観測が買いにつながった。

    本日の注目イベント

  • 豪   RBA、キャッシュターゲット

  • 中   中国 10月外貨準備高

  • 独   独9月鉱工業生産

  • 欧   ユーロ圏9月小売売上高

  • 米   9月消費者信用残高
      

    ドル円は昨日の朝方に114円73銭まで上昇しましたが、その後はじり安となり、

    NY市場では114円を割り込み、113円70銭まで反落しました。これまで何

    度もテストし、 抜けきれずに押し戻されていた114円台半ばを抜けたことで、

    ドルの先高感が台頭していましたが、海外ではドル売りに押され元の水準に戻った

    形です。

    昨日の日米首脳会談では北朝鮮問題が主要議題でしたが、貿易問題も話し合われま

    した。北朝鮮問題では同国への圧力を最大限まで高めることで一致し、貿易不均衡

    については、「互恵的な貿易は私にとっては極めて重要」とトランプ大統領は述べ、

    「米国は貿易で非常に強力な行動を取るだろう」と、明言しました。

    (ブルームバーグ)

    具体的な行動は不明ですが、日本からの輸入に対して関税を大きく引き上げること

    を示唆しているのかもしれません。安倍首相は「日米経済対話で議論したい」と、

    首脳会談での議論は避けていましたが、トランプ大統領は貿易問題と、北朝鮮問題

    は別と考えているようです。

    ただ、この問題の為替市場への影響は今のところありません。今朝の話題の中心は

    久しぶりに「WTI原油価格」です。上昇を続けている原油価格は、昨日も1ドル

    71セントの大幅高となり、2年4カ月ぶりに57ドル台前半まで上昇しました。

    サウジアラビアは、イランがリヤドの国際空港にミサイル攻撃を試みたことは戦争

    行為とみなし得るとして非難したことや、汚職を理由に複数の王族や政府要職者が

    一斉に逮捕されたことなどが材料になっています。(ブルームバーグ)

    またOPECと非OPEC産油国との間で、減産合意が延長されるとの見方もある

    ようです。原油価格の上昇は米国株の上昇につながる傾向があり、ドルにとっては

    支援材料になります。

    ドル円は再び113円台後半で推移しています。今週は重要な経済指標の発表も少

    なく、やはり材料はトランプ外交の行方ということになります。トランプ大統領は

    本日日本を発ち、韓国と中国に向かいます。

    本日のドル円は113円20銭~114円20銭程度を予想します。


  • ドル円雇用統計を受け乱高下 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は10月雇用統計を受け、一旦下落したものの、

    ISM非製造業景況指数が良かったことで114円43銭まで

    ドル高が進む。その後はもみ合いとなり114円10-20銭

    で越週。

  • ユーロドルは1.16前後まで売られたものの、切り返し

    1.1691まで上昇。

  • 株式市場は続伸。アップルの好決算やISM非製造業景況指数を

    受けダウは22ドル高。他の2主要指数も揃って最高値を更新。

  • 債券相場は雇用統計を受け乱高下したが、結局前日と変わらず。

  • 金は下落。原油価格は米国のリグ稼動数が減少したことを材料に

    買われ、約2年4カ月ぶりとなる55ドル70セント台まで上昇。


  • 10月失業率              → 4.1%

  • 10月非農業部門雇用者数   →  26.1万人

  • 10月平均時給 (前月比)     →  0.0%

  • 10月平均時給 (前年比)     →  2.4%

  • 10月労働参加率          →  62.7

  • 10月ISM非製造業景況指数  → 60.1

  • 9月貿易収支            → -435億ドル

  • 9月耐久財受注           → 2.0% 

    本日の注目イベント

  • 日   日銀金融政策決定会合、議事要旨(9月20日、21日分)

  • 欧   ユーロ圏9月生産者物価指数 

    ドル円は10月の米雇用統計を受けて、上下にそこそこの値動きを見せました。

    10月の失業率は4.1%と、さらに低下して、実に16年ぶりの低水準でし

    た。非農業部門雇用者数は、予想値が既に32万人と、「ハードルが高い」こ

    ともあり、これを上回るのは厳しいのではないかと予想していましたが、結果

    は26.1万人でした。予想は下回ったものの、9月分が上方修正されたこと

    で、9月分と10月分をあわせてみれば、まずまずの内容でした。

    その後ISM非製造業景況指数が上振れしたことでドル円は114円43銭ま

    で買われましたがその後、113円台半ばまで押し戻されており、今回も11

    4円台半ばの「レジスタンスゾーン」を抜けませんでした。税制改革に伴う米

    金利の上昇傾向など足元のドル円は堅調に推移し、底堅い動きは見せているも

    のの、114円台半ばの水準が一段と意識されるような展開になると、今度は

    何かをきっかけに下値を試す可能性もあります。

    次期FRB議長に、報道通りパウエル氏が指名されました。氏はハト派と見ら

    れていますが、イエレン現議長の路線を継承すると見られており、市場へのイ

    ンパクトはありませんでした。今朝の報道ではNY連銀のダドリー総裁が来年

    の春か夏にも辞任すると伝えられています。

    昨日トランプ大統領が来日しました。

    大統領の来日に合わせて、北朝鮮が再びミサイル発射などの威嚇行為を行うの

    ではないかとの見方もありましたが、今朝の時点では動きはありません。

    トランプ大統領も過激な発言を封じる気配もなく、米軍横田基地での演説で、

    「どんな独裁者も米国の決意を甘くみないほうがいい」と発言し、自分が大統

    領でいるかぎり「解決するまでやる」と述べています。

    実際に最新鋭のステルス戦闘機、F35Aを日本国内に配備するなど、北朝鮮

    に軍事的な圧力をかけており、北朝鮮もこれまでのような威嚇行為を安易に出

    来にくい状況なのではないかと思われます。

    日米首脳会談は正式には本日から始まります。

    北朝鮮問題が最大の課題にはなると思いますが、日米の貿易問題にも厳しく言

    及してくるかもしれません。「アメリカファースト」を掲げているトランプ政

    権では、日中韓に対する貿易赤字の是正は、今回のアジア歴訪の主要課題の一

    つと見られます。

    上述のように、ドル円は114円20-50銭が抵抗帯となっています。この

    水準は今年5月と7月にも上昇を抑えられた水準で、そのためかドル売り注文

    が集まりやすいレベルだと言えます。既に10月から数回このレベルを試して

    いるため、徐々にこなれてきているとは思いますが、明確に上抜けするには、

    さらなるドル高材料が必要です。本日は日本時間のトランプ大統領の発言に注

    意でしょう。

    レンジは113円50銭~114円50銭を予想します。


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