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米株価急落でドル円112円台に 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は113円台前半から急落。株式市場で株価が大きく下げ、

    リスク回避の円買いドル売りが加速し、112円25銭まで売られる。

    ドルの買い持ちを減らす動きが優勢となり、この日の安値圏で引ける。

  • ドル安が進んだことでユーロドルも反発。英国のEUからの

    「ハードブレグジット」懸念が後退したこともあり、1.1545まで上昇。

  • 株式市場は全面安の展開。長期金利の上昇や、米中貿易戦争長期化

    への懸念が蒸し返され、ダウは831ドル安。ナスダックも315ポイント安と

    急落。中国関連銘柄の下落が目立った。

  • 株価が急落し、リスク回避の流れから安全資産の債券は買われた。

    長期金利は3.16%台まで低下。

  • 金は反発。原油価格は供給減少懸念が後退したことで大幅安。

  • 9月生産者物価指数     → 0.2%

    本日の注目イベント

  • 亜   G20(インドネシア・バリ島、12日まで)

  • 米   9月消費者物価指数

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   9月財政収支 


    この欄でも何度か触れたことがありますが、今年2月の初めに、ドル円が円高ドル安

    に転じたきっかけはNY株式市場の急落でした。昨日再び同じような事態が起き、ド

    ル円は約3週間ぶりに112円台前半まで円高が進んでいます。

    NYダウは前日比831ドル(3.7%)下げ、ナスダックは4%を超える下げを見

    せました。今回も米長期金利の上昇が株価急落の原因の一つと伝えられていますが、

    米長期金利の上昇は今に始まったわけではありません。米長期金利は9月の18日に

    再び3%台を回復しましたが、その日のダウは184ドル高と、大幅に上昇して取引

    きを終えています。長期金利はそれから徐々に上昇し、今週9日には3.26%台ま

    で上昇しました。「ドル高・株高」、さらに言えば、「原油高」が続いた「楽観相場」

    、「適温相場」が修正を迫られた格好です。

    昨日の株価急落の理由付けには、「米中貿易戦争長期化への懸念」も挙げられていま

    す。こちらも「今さら」という気がしないでもありませんが、この欄でも今の米中関

    係はここ数年で最悪の状態であると述べてきました。株価の大幅下落に比べ、ドル円

    は円高方向に振れてはいますが、その値幅はまだ軽微です。

    注意したいのは、ここからのNY株式市場の動きです。2月2日(金)に前日比66

    5ドル下落したダウは、翌日5日(月)には1175ドルと、さらに下げ幅を拡大し

    て下落しました。そしてその翌日には567ドル反発し、これで一旦下げ止まったか

    に見えましたが、8日(木)には1032ドル安と、再び1000ドルを超える下げ

    を演じ、株式市場に先行き不安が広がりました。ただ振り返ればこの日記録したダウ

    の引け値、2万3860ドルが今年の最安値で、その後「適温相場」が続き、先週4

    日には2万6828ドルの史上最高値を記録したことはご承知の通りです。

    結局、為替も株式も全員参加で、同じ方向に走って行った時には、いずれは大幅な調

    整が誘発されるということだと思います。

    NY市場では112円25銭まで下げたドル円は、「8時間足」の雲の下限で止まっ

    た形になっていますが、本日の日本株も大幅下落は避けられないでしょう。

    株価の下落に伴ってドル円がどこまで売られるのかが焦点ですが、112円を維持で

    きるかどうかも注目されます。

    112円を割り込んだ場合には、「日足」の「52日線」がある、111円80銭前

    後が次のサポートになりそうですが、「ドルが下げたら買いたい」と考えていた投資

    家がどこまで買いを入れるかにも注目です。

    予想レンジは111円70銭~112円70銭程度と見ていますが、どうでしょう。


  • 米長期金利低下しドル円上値が重い 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場


  • 前日112円台に下落したドル円は朝方には、米長期金利の上昇に

    ドル買いが先行し、113円33銭まで上昇。その後金利が徐々に

    低下したことでドルも下落し、113円を割り込む水準で取引を終える。

  • ユーロドルは小幅に続落。EUとイタリアの交渉が長引くとの

    見方がユーロの重石に。ユーロドルは一時1.1433まで売られ、

    約2カ月ぶりのユーロ安を付ける。

  • 株式市場は下落。貿易を巡る不透明感や世界経済見通しを

    受けダウは56ドル安。ナスダックは4日ぶりに反発したが小幅に

    留まる。

  • 債券相場は軟調に始まり金利は上昇したが、その後ジリジリと

    買い戻しが入り、結局反発。長期金利は3.20%台まで低下。

  • 金と原油はともに反発。

    本日の注目イベント



  • 英   英8月貿易収支

  • 英   英8月鉱工業生産

  • 米   9月生産者物価指数

  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演

  • 米   ボスティック・アトランタ連銀総裁講演

  • 米   ウィリアムズ・NY連銀総裁講演

  • 加   カナダ8月建設許可件数

      

    ドル円は112円80銭台では底堅い動きを見せたものの、上値が重い展開です。

    昨日の海外市場での戻り高値も113円39銭で、現時点では方向感も乏しく、

    次の展開を待っている状況です。

    IMFは9日、世界経済見通し(WEO)を発表しました。貿易戦争を背景に2

    018年の経済成長率の予測を「3.7%」とし、7月の時点からは「0.3%」

    引き下げました。世界経済見通しの下方修正は2016年7月以来2年ぶりです

    が、IMFは、トランプ政権が仕掛けた貿易戦争がさらに激しくなれば、201

    9年以降さらに景気が下振れし、最大で「0.8%」落ち込むとの見方を示しま

    した。

    特に貿易問題で激しさの増している米中両国の成長率は、現状でも2019年に

    は「0.6%」下振れするが、金融不安につながれば成長率が「6.0%」を割

    り込む可能性もあると指摘しています。

    仮に中国の成長率が「6.0%」を下回れば、1990年以来の低成長というこ

    とになります。一方米国もその影響は避けられず、最大で「1.0%」低下する

    と予想されており、大型減税の効果を相殺してしまうとの見方が出ています。そ

    うなると、その影響は米中だけではなく、日本や欧州にも及ぶことからIMFの

    オブストフェルド主席エコノミストは、世界経済の先行きに強い警戒感を示して

    います。

    米中関係はここ数年で最悪の状態であることはこの欄でも述べてきましたが、こ

    のままの状況では、米中の次官レベルでの貿易協議も先行きが見えません。さら

    に、トランプ大統領がもう一段の追加関税の発動を言い出す可能性すらあります。

    貿易戦争がこれ以上激化しないことを祈るばかりですが、当初から懸念されたよ

    うに、この問題が為替や株式市場にもじわりと影響を与えてくる可能性も徐々に

    強まっているように思います。

    トランプ大統領は再びFRBの金融政策に不満を表しています。大統領は9日、

    景気過熱の回避を意図したFRBの利上げについて、「私は気に入らない」と

    ホワイトハウスで発言し、「そう急ぐ必要はないと思う」と語り、さらに、

    「私は低金利が好きだ」とも述べています。(ブルームバーグ)

    FRBは先月の会合で、今年3回目となる政策金利の引き上げを決め、現在F

    F金利は、2-2.25%になっています。

    113円前後で戻ってきたドル円は、もうしばらく調整が続くのか、あるいは

    再び上昇の波に乗って114円台を回復するのか、現時点では判断できません。

    市場全体の見方は、為替だけではなく、再び軟調な地合いを見せている株式市

    場も含めて、「当然の調整局面だ」と受け止めているようです。

    引き続き貿易戦争は大きな懸念材料ですが、目先は米金利と株価の動きがドル

    円の方向を決めると見られます。

    本日の予想レンジは112円60銭~113円50銭程度を見ています。


  • ドル円大幅に反落し112円台に 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は朝方から株価が下げたことや、人民元の下落を材料に

    売られる。一時は113円を割り込み、112円82銭までドル安が進む。

    その後株価が反発したことで、113円25-35まで値を戻して引ける。

  • ユーロドルは続落。ドイツの経済指標が軟調だったことや、イタリアの

    財政問題が依然として重石となり、1.1460までユーロ安が進む。

  • 株式市場は先週までの調整ムードを引き継ぎ、軟調に推移。ダウは

    一時200ドルを超える下げを見せたが、午後には反発。結局ダウは

    39ドル高で引けたものの、ナスダックとS&P500は3日続落。

  • 債券市場は「コロンブスデー」のため休場。

  • 金は、対ユーロでドルが上昇したことから大幅安。原油は小幅に下落。

    本日の注目イベント

  • 日   8月国際収支

  • 日  9月景気ウオッチャー調査

  • 独   独8月貿易収支

  • 独   独8月経常収支

  • 英   英8月小売売上高

  • 米   IMF世界経済見通し

  • 米   ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演

  • 加   カナダ9月住宅着工件数


    先週木曜日には114円台半ばまで買われ、115円も視野に入ってきたドル円

    でしたが、昨日の大幅下落で、今回の上昇過程では「最大の調整局面」を迎えて

    います。先週末の雇用統計でも上値を切り下げ、113円台半ばまでドル安が進

    みましたが昨日はさらに下げ、一時は112円82銭までドル安が進みました。

    直近高値からは1円80銭程度下げたことになりますが、ダウが連日最高値を更

    新し、ドルが全面高となった楽観的な相場は、そろそろ危険水域に入った可能性

    があると、本稿でも指摘してきましたが、どうやらその為替も、株も「調整局面

    入りした」可能性が出てきました。 

    米10年債利回りが3.2%台と、依然として高水準であるため、このまま円高

    方向へとトレンドを変えるとは思いませんが、上値が重くなってきたことは否め

    ません。市場参加者も再び114円台まで上昇すれば、確実に利益を確定する動

    きに出るものと思われます。

    昨日NY市場ではこれといってドルが売られる明確な理由はなかったように思い

    ますが、米中貿易戦争が継続中で、11月の中間選挙ではトランプ大統領の苦戦

    が伝えられている状況でも、ドル高、株高が続いていました。「好事魔多し」と

    いう言葉があるように、注意しながら臨むべきでしょう。

    北朝鮮で金委員長との会談を終えたポンペオ米国務長官はその足で中国に向かい、

    北京で王毅外相と会談しました。会談では、貿易問題や北朝鮮問題が話し合われ

    たと思われますが、今回の会談では辛らつな言葉のやり取りがあり、米中関係が

    悪化していることを浮き彫りにしていました。

    王外相は、貿易摩擦をエスカレートさせ、台湾問題や内政に介入しているのは米

    国だと非難し、「こうした行動は相互信頼を傷つけ、中国民の利益に全くそぐわ

    ない」と述べました。これに対してポンペオ国務長官は、「王氏が挙げた問題に

    ついて、米国側の見解は根本的に異なる」と答え、「中国がとってきた行動を米

    国は深く憂慮している。米中関係は極めて重要なため、それぞれの問題について

    議論する機会が得られることを楽しみにしている」と続けています。(ブルーム

    バーグ)

    今回の訪中では、習主席との会談も行われておらず、米中関係は貿易戦争を背景

    にここ数年で最も厳しい状況だと言えます。

    ドル円は「4時間足」の「120時間線」で下落が抑えられています。まだ日足

    では雲の上で推移しており、ここから判断すれば、上昇トレンドに変化はないと

    思われますが、早めのサインを出す「MACD」では既に「デッドクロス」を示

    現しています。本日は日本株も軟調に推移するでしょう。

    ドル円も下値を試すことになりそうですが、下値のメドは、NY市場のドルの安

    値である112円80銭前後と、その下では112円45-50銭辺りと見てい

    ます。久々に見る調整局面のため、ドルが下げた場合、どの程度買いが出てくる

    のかも、見る必要があります。

    レンジは112円40銭~113円40銭程度を予想しています。


  • 米株価、原油下げ、ドル円反落。 


    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は反落。米株式市場で、株価が大きく下落したことで

    利益確定のドル売りが優勢となり、113円64銭までドルが売られる。

    為替以外の市場でも、持ち高を解消する動きが目立ち、これまでの

    楽観ムードも一服。

  • ユーロドルは反発。ドルが売られたことや、EU大統領が、「英国の

    EU離脱での合意を真剣に考えている」と述べたことなどが材料となり、

    1.1542まで上昇。

  • 株式市場は急落。中国が米企業をハッキングしていたとの

    ブルームバーグの報道が売り材料となった。ダウは350ドルほど

    下げる場面があったが、引け値はマイナス200ドル。

    ナスダックも大きく売られ、前日比145ポイント下げる。

  • 債券相場は小幅ながら続落。長期金利はやや上昇し、3.187%

    前後で引ける。

  • 金は続落。原油価格は利益確定の売りに押され大幅安に。

    前日比2.08ドル売られ、74ドル台に。


  • 新規失業保険申請件数    →   20.7万件

    本日の注目イベント

  • 豪   豪8月小売売上高

  • 独   独8月生産者物価指数

  • 米   9月雇用統計

  • 米  8月貿易収支

  • 米   8月消費者信用残高

  • 米   ボスティック・アトランタ連銀総裁講演

  • 加   カナダ8月貿易収支

  • 加   カナダ9月就業者数

  • 加   カナダ9月失業率
     

    順調に上昇を続けていたドル円は、久しぶりに「調整らしい調整」を見せました。

    昨日の朝方には114円55銭までドルが買われたものの、上値の重さを感じな

    がらも底堅い動きでしたが、NY市場では株価が大幅な下落を見せたことをきっ

    かけにドルが売られ、114円台を割り込んでからは、ポジションを解消する動

    きも出て、113円64銭までドル安が進行しました。この日の高値からは90

    銭ほど下げる、今回の上昇局面では久しぶりの下落となりました。積み上げたポ

    ジションの利益を確定する動きもドルを押し下げたようです。

    米長期金利は小幅に上昇していることで、ドル売り材料にはなっておらず、ドル

    下落の引き金を引いたのは、株価の大幅下落でした。その株価の下落も、これと

    いった明確な材料が見つけにくい状況でしたが、ブルームバーグの報道が一つの

    きっかけであったことは確かなようです。ブルームバーグは、中国がマイクロチ

    ップを使って米企業をハッキングしていたとの記事を伝えています。

    さらに米中関係にも緊張が高まっている兆しが見られます。ペンス副大統領は

    昨日、中国が米国の選挙に介入していると、異例の発言を行っています。

    NY株式市場の急落をきっかに、為替、原油市場など、これまでリスク選好の高

    まりに伴って買われたものが、巻き戻されたという格好です、76ドル台まで

    上昇したWTI原油価格は昨日2ドルを超える下げに転じています。問題はこれ

    で、リスク選好の流れが変わり、楽観ムードが収束に向かうのかどうかという点

    です。

    クドロー国家経済会議(NEC)委員長はホワイトハウスで、「個人的な見方と

    してドルは安定しており、着実かつ信頼できる」と述べています。また「ムニュ

    ーシン財務長官も、同じ見解だ」とも述べており、足元のドル高を容認するよう

    な発言を行っています。

    昨日この欄で、今年2月には株価急落に伴い円高ドル安が進んだことに付いて触

    れましたが、昨日のNY市場の動きはこれに似ているような気もしますが、単な

    る杞憂に終わると思っています。

    ただ相場というものは、特段の理由がなくても、緩やかな下げが続き、その後に

    大きな下げが発生し、トレンドが変わることもあります。引き続き市場の微妙

    な変化には注意したいところです。

    本日は、日本株の調整は避けられないでしょう。

    焦点は、その際にドル円がどこまで下値を試すのかという点です。テクニカルで

    は113円47銭前後に「200時間線」がり、「4時間足」の雲の上限もこの

    前後にあることから、113円40-50銭辺りが目先のサポートと考えます。

    また、来週月曜日は祝日で、東京市場は3連休になります。

    加えて、今夜は恒例の「雇用統計」があります。今日中に、「利益を確保して

    おきたい」、そう考えるにも意外性はありません。

    同時に、「雇用統計でドルが上にはねたところを売りたい」と考える人も多いは

    ずです。そういった「売り」がどの程度出てくるのかにも注目です。

    本日のレンジは113円30銭~114円50銭と、上記材料を考慮してやや広

    めに予想します。


  • 米長期金利一段と上昇しドル全面高 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • 東京時間に113円52銭前後まで売られたドル円は急反発。

    好調な米経済指標や長期金利が急騰したことを手がかりに、

    114円54銭までドル高が進み、今年の最高値を更新。

  • ユーロドルは続落し、一時は1.1465まで売られる。

    その後、イタリアが財政赤字目標を引き下げる方針を

    示したことでユーロは小幅に反発。

  • 株式市場は良好な経済指標を好感し続伸。ダウは5日続伸し、

    連日で最高値を更新。ナスダックも25ポイント上昇し8000ポイント

    の大台を回復。

  • 債券相場はADP雇用者数の上振れや、ISM非製造業景況指数が

    予想を上回ったことで急落。10年債利回は3.18%台まで上昇。

  • ドル高から金は反落。原油は反発し76ドル台に。イランからの供給が

    減少との予測はあるものの、投機的な資金の流入が価格を押し上げる。


  • 9月ADP雇用者数        →   23.0万人

  • 9月ISM非製造業景況指数  →   61.6

    本日の注目イベント

  • 豪   豪8月貿易収支

  • 日   ラガルドINF専務理事が記者会見(都内)

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   クオールズ・FRB副議長講演

  • 米   パウエル・FRB議長講演


    ドル円は再び114円台に乗せ、114円台半ばまで上昇し、年初来高値を更新

    しました。昨日の朝方には、日本株の調整を手がかりに113円52銭前後まで

    売られ、短期的な動きを示す「1時間足」では「雲の下抜け」を見せたものの、

    そこから切り返しての上昇でした。この動きは、先月27日と同じ展開で、結局

    「上昇トレンド」が基調となっていることを表しているということです。

    昨日のドル高のドライバーは「米長期金利」でした。3.18%台まで急伸し、

    約7年ぶりの金利高(価格は下落)となっています。一部債券保有者がロングの

    ポジションを解消したと思われ、金利急騰を引き起こしています。

    債券売りを促したのは、引き続き好調な経済指標でした。

    この日発表された9月のADP雇用者数は、予想の「18.4万人」に対して

    「23.0万人」と大きく上振れしました。また、9月のISM非製造業景況指

    数に至っては「61.6」と、手元の資料では確認できないため、ブルームバー

    グデータで調べたところ、1997年8月以来の高水準で、実に21年ぶりの数

    字でした。

    良好な経済指標を背景に、FRBが年内に「もう一回利上げ」をするのではない

    かとの見方も強まっています。日米金利差がさらに拡大していることから、機関

    投資家は一段とリスク選好姿勢を強め、ドルを積み上げているようです。ドル円

    は、すでに年初来高値を更新しており、114円台半ばまで上昇したことで昨年

    11月の114円74銭にも手が届きそうです。115円も視野に入ってきまし

    たが、ドルに対してさらに強気の人は、2016年11月にトランプ氏が大統領

    選で勝利した後に記録した、118円台半ばも「口にする」かもしれません。

    ただ米金利上昇が常にドル高につながることにならないことは、今年2月に十分

    経験したはずです。連日最高値を更新していたダウが、2月2日の取引で665

    ドルの大幅安を見せました。そしてさらに、5日には1175ドルという記録的

    な下げを演じ、8日にも1032ドル下げるなど、坂道を転げ落ちるかのように

    下げ続けました。米長期金利の上昇を嫌気したものでしたが、その長期金利は、

    前日の2.78%から2日には2.84%台まで上昇し、21日には2.95%

    まで上昇しました。本来高金利を嫌う株式市場ですが、この時はまさに「教科書

    通りの反応」を示したわけです。109円台後半で推移していたドル円は、1カ

    月後には105円台まで円高が進んだことを記憶している方も多いのではないか

    と思います。もちろん、当時とは企業業積や経済環境は異なってはいますが、今

    後ドル円が115円を超えていくと予想される中でも、警戒感を持って望むこと

    は必要です。米国発の貿易戦争は進行中です。ドル円がドル高に進めば進むほど、

    トランプ大統領からの「口撃」の可能性は高まります。

    本日のドル円は114円~115円程度を予想します。


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